田んぼと畑の後片付け

cimg0680.jpg先月末に、細かく切ったわらを田んぼじゅうに広げ、鶏糞をまき、トラクターで耕し、これで今年の田んぼの作業はすべて終了となりました。
昨年まで、いったん田んぼからわらを運び出し、一年積んで堆肥化したものを、再び田んぼに運び、スコップでまいていましたが、今年は、生のわらを、そのまますきこんでみることにしました。土に力があれば、堆肥のように食べやすいものでなく、多少ガサガサしたものでも、どんどん分解してくれます。そして、ここのところ、だいぶ地力がついてきた感があります。仕事も、スコップを振り回すより、この方がずっと楽チンです。楽、これも大きいです・・・。最近肩のあたりに何か違和感があるのは、こういうのはもしかして、五十肩って言うんでしょうか・・・。
しかし、この方法が良いかどうかは、来年の稲のできを見るまでわかりません。楽しみでもあり、ちょっと不安でもあります。一年一回の実験です。

畑のほうは、まだもう一息です。霜にあたって枯れたトマトやナス、ピーマン、キュウリなどが、まだ、そのまま残っています。ひもやら、杭やら、支柱やらも、そのまま残っています。周りのお百姓さんは、皆、たいへん手際よく仕事をするので、気持ちはあせるのですが、しかし、片付けというのは、後回しにできないことはない仕事です。そして、そういう仕事は、間違いなく後回しになります。とにかく、春から夏と、野菜と、雑草の生育の早さに追いまわされる日々ですので、植物野の生育がゆっくりになると、仕事のペースもガクッと落ちます。仕事をいいつける上司がいなくなったようなものです。これではいけませんね。何とか、もうひとがんばりしなくては・・・。(か)

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みんな元気になってね

時々「細川さんの野菜を食べて夏ばてしなくなった」とか「体調が良くなった」など話してくださることがある。そう言っていただけると、私たちも「ああ、こうやって有機で野菜作りを続けてきて本当によかったな」としみじみうれしい。
だからといってうちの家族がみなバリバリに健康かというと、残念ながらそうでもない。とくに4年生の息子は重度のアレルギーがあり、子供なのに冷え性で、体も小柄な虚弱体質だ。こんなに食べるものに気をつけ、有害な化学物質などできるだけ避け、いろんな手当て法も実行しているのにどうしてだろう・・・。たぶん私もアレルギーがあり、冷え性で、疲れやすい体質なので、そのまま息子に遺伝したせいかもしれない。
以前は庭で鶏を飼って、毎日卵を食べていた。それがいけなかったのか、息子は生まれてすぐ、卵と牛乳のアレルギーがあることが判明した。その日から動物性たんぱく質は極力控え、野菜と穀物中心の食生活に変えざるをえなくなる。卵・乳製品を使わないとなると、食事やおやつで市販のものがほとんど使えず、調理にも制限が出てくる。最初は面倒だと感じていたが、いろいろ工夫して作っているうちだんだん楽しくなってきた。卵なしのマヨネーズやプリン、牛乳なしのアイスクリームやシチューなどを作って「おいしい」と言ってもらえると、ますます張り合いが出てくる。そうして約10年、息子は体質改善したとまではいかないが、少しずつ元気になってきている。私自身も、よく体がだるかったり、胃腸の調子が悪いことが多かったのが、知らないうちに良くなってきた。
今のところ、うちの家族みんな大病もせず、穏やかに暮らせているのは、きっと息子のおかげだと思う。彼が調子よくなる食べ物や、生活の仕方が、家族の健康にもつながっているから。そして子供たちには、自分でちゃんと料理ができて、健康管理もできる技を身に付け、大人になってもらいたいと願っている。(ひ)

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畑の冬支度

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霜が降り、朝の最低気温がマイナスになってくると、あちこちの畑で、大根を抜いたり、ねぎを抜いたりと、畑を片付け、野菜を囲う人の姿が見える。この季節の風物詩だ。 
しかし、冬支度って、何となくせわしないような、追われるような気がするのはどうしてだろうか。
さあ、うちも、傷んでしまわぬよう、寒さに弱いものから順に野菜を貯蔵してゆかなくては。まず、大根。葉つきの大根は、畑から抜いてきたもの。葉がなくなったら、いったん抜いて、埋めて貯蔵したものだ。ニンジンも全部抜いて、埋めて貯蔵。白菜、キャベツ、ねぎは、ビニールハウスに取り込んで、わらなどで保温してやる。すでに収穫し、屋内にあるイモ類や、カボチャなどは、古毛布やら何やらで、さらに厳重に囲う。
 ほうれん草や、小松菜などは、まだまだこれからおいしくなるところだが、寒さに弱い葉物は、順になくなってしまう。お届けする野菜の種類は、これからだんだん少なくなってゆきます。(か)

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みんなで稲刈り

cimg4025.jpg今年の稲刈りは、野菜セットを買ってくださっている会員のご家族、大阪に住む私の両親と弟の子供たち、隣村に住む知人など、たくさんの方たちに手伝っていただいた。今年は田んぼを5枚も 作ったのに思ったより早く済んで、本当に人手のありがたさを感じた。
なぜか、バインダー(稲刈り機)で次々刈られた稲束が田んぼ一面に横たわっているのを見ると、みんな「全部掛けてしまうまではやめられない」みたいな感じで、一生懸命になってしまうのが不思議だ。稲束を集めて運んではぜ棒に掛ける、という作業を黙々とやってくださる。そうやって半日もがんばって働くと、かなり体にこたえるにもかかわらず、皆さんとっても楽しそう。子供たちも一輪車で稲を運んだり、バインダーで刈るのを体験してみたりと、楽しみながら結構手伝ってくれた。稲刈りというのは大人も子供も楽しめる一大イベントなのだ。たくさんの人たちと収穫の喜びを分かち合えるのもすばらしいですよね。
大型のコンバインで一気に刈って、灯油を使って乾燥機で乾かすのなら、一人でもすぐにできてしまうが、刈った稲をはぜ棒にかけて天日で乾燥させ、脱穀するとなると、何倍もの時間と労力がかかってしまう。それだけの労力に見合うかどうか・・・機械乾燥より天日乾燥のお米のほうがおいしいと言われているので、よかったら食べ比べてみてください。(ひ)

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今年の田んぼは

cimg4044.jpgやっと稲刈りが終わり、田んぼでは、はざにかかった稲が日に当たっています。よいお天気が続き、乾き具合もばっちり。もうすぐ脱穀にとりかかれそうです。
 今年は、全国的には、お米のできは、そんなに悪くないようですが、標高の高いこのあたりでは、あまりよくありませんでした。後半はお天気も回復したのですが、稲にとって一番大切な生育前半の低温と日照不足の影響は大きかったようです。いもち病の出た田も多くみかけました。 
 そんな中で、うちの田んぼは、まあまあがんばってくれました。穂は小さくて軽く、明らかに例年より頭の下げ方が足りない、いばった稲なのですが、とにかく、健康そうではあります。そもそも、一般に、有機栽培では、出来の良い年でも慣行農法の田ほど米が取れません。その分気候の悪い年でもまあまあ取れます。毎年保険をかけている、あるいは毎年、少しずつ、へそくりを積み立てているようなものでしょうか。
ここ数年、土壌検査をし、カキガラ等の有機ミネラルを大量に入れたのも良かったようです。土のバランスがととのってくれば、徐々に外から持ち込むものも減らしてゆけるでしょう。
雑草も少なくなりました。数年前まで腰を曲げ、えんえんと手で取っていたのがうそみたいです。今年は、草を取る時間より田んぼの中を歩く時間のほうが長くなり、ついに手取りをやめました。チェーン除草という方法もとても有効でしたが、土が肥え、稲の出来が良くなると草も減るようです。いろんな生き物も増えてきました。一番小さな、苗を作る田んぼは、あまりにおたまじゃくしが増えて、泥をかき回すので、草が生えてきません。おたまじゃくし除草です。
今年は、いろんな面で達成感を感じられた年でした。新米が楽しみです。(か) 

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栗三昧の日々

cimg4022.jpg 前回と同じような話になりますが、うちの庭には大きな栗の木が一本あり、毎年たくさんの実をつけてくれる。先日子供たちが、つやつやした栗をかごいっぱい拾ってきてくれた。
 さて、このたくさんの栗、どうしよう。もちろん、消毒も何もしていないので、虫食いが多く売り物にはならない。とりあえず夫と皮むきし、一時間ほどでボールいっぱいになる。それで、栗ご飯と甘露煮の瓶詰めなどを作った。それでもまだまだ大量に残ったので、今度は柔らかめに茹でて、スプーンで中身をくりぬいて冷凍保存することにした。子供たちのいいおやつになりそうだ。
皮むきしながら「お茶作るのが面倒だから、みんな自販機で飲み物を買うような時代に、よくこんなことばかりしてるよね。」なんて愚痴ると、夫は「いや、ちょっと面倒なことはつらいけど、うんと面倒くさいことは楽しいんだよ」と言う。確かに言われてみれば、自分にとっては栗の皮むきより、掃除や後片付けの方が面倒に感じる。手間ひまかけた後の達成感が、楽しいのかもしれない。
お百姓になり、自分たちで食べ物を得ることができるようになると、自然の恵みの素晴らしさを身にしみて感じるようになった。黄金色に輝く稲や、雨上がりのきのこの美しさに感動する。秋になって順番に収穫の時期を迎える穀物、果実、豆などに自然と感謝の気持ちがわいてくる。だから、やっぱりすててはおけないのだ。
 先日家族で林の道を散歩していると、クルミがたくさん落ちていた。真っ黒いヤニのような実に包まれたクルミを、夫と子供たちはせっせと拾って袋に入れている。「えっ、また仕事が増えるよー」と言いつつ、クルミ和えもおいしいよなーとにんまりするのだった。単に欲が深いだけ?保存食ばかりため込むのが忙しく、お金はいっこうに貯まらない細川家です。(ひ)

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種まきの後は間引きの作業

9月末に、ビニールハウスの中に小松菜の種をまきました。春先、苗を育てるために使用したものを、もう一度使います。今はビニールを開けてありますが、寒くなってくればビニールをかけ、保温することができます。これで今シーズンの種まきはすべて終了、ちょっと一息というところです。
前回、葉物の種まきのことを書きました。9月は雨が少なく、葉物の種は、とても小さいので、ちゃんと芽を出してくれるか心配でしたが、どの畑でも、ばっちり芽を出してくれました。念のため、いつもより、少し多めに種をまいたのですが、その分までも、がんばってきっちり芽をだしてくれました・・・。しかし、「ありがた迷惑」なんて言ってはいけませんが、あまりぎっしり込み合っていると、ひょろひょろして、いい野菜に育ちません。病気にもかかりやすくなります。 
こういうところは、畑にしゃがみこんで、ちくちくと間引きをするしかありません。これは何となく面倒くさい作業です。ついつい後回しにしがちです。けれども葉物の成長は早いので、気がついたときにすぐやらないと、たちまち大きくなってしまいます。大きくなると、間引くのが、なんだかもったいないような、かわいそうな気がするし、作業も何倍も手間取ります。まあ、芽が出ないことには何にも始まらないので、あまりぜいたくを言ってはいけないですね。
 畑では、今、お届けしている大きな葉物から、12月にお届けする芽を出したばかりの小さなものまで、何段も階段状にならんで出荷を待っているところです。葉物類は、寒くなればなるほど、糖分を蓄え、滋味が増します。(か)

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秋の種まき

cimg3923.jpg昼間はまだまだ暑いのですが、朝晩めっきり涼しくなってきました。
毎日、いいお天気が続いています。今年は、稲の生育がやや遅れぎみだったので、台風も来ずに、おひさまがよく照ってくれるのは本当にありがたいです。おかげで稲の穂が少しづつ垂れ下がり、田んぼ一面が、透き通る様な黄金色になってきました。稲の穂は下がれば下がるほど、大きな穂で、よく稔っているという目安になります。つい周りの田んぼと比べてしまいます。もっともっとずっしり下がれと、毎日、欲深くも祈ってしまうこのごろです。稲刈りも、もうすぐです。

 今、畑では、これから年内にお届けする秋冬の葉物類の種まきをしているところです。
これから、日ごとに気温が下がってゆくと、それにつれて、野菜の生育はしだいにゆっくりになってゆきます。それを計算に入れ、まく量を調節しつつ、数日から1週間おきに種をまいてゆくのです。
あまりいいお天気が続くと、この種まきのほうは、は少々都合が悪い。まかぬ種は生えぬ、とか言いますが、畑仕事をしていると、まいても芽がでないということが、残念ながら多々あるのです。種をまいたときだけ、ちょこっと雨が降ってくれないかなと、つい、都合がよいことを考えてしまいます。とくに小松菜などの葉物類の種は、とっても小さいので、あまり土に深く埋めてしまっては芽がでません。ごく浅くまかなくてはならないので乾きやすいのです。ちゃんと芽を出してもらうためには、けっこう気をつかうのです。ただ、いったん芽を出せば、後は少々雨などなくとも、すくすくと育ってくれます。(か)

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WOOF(ウーフ)初めてみました

cimg3905.jpgほそかわ農園では、1年で一番忙しいのは8月です。夏野菜が一気に実をつけ、収穫・出荷に追われるからだ。そのため、いつも秋野菜の準備や、ねぎ・雑穀などの草取りが間に合わなくて困っていた。夏の間だけお手伝いの人に来てもらいたくても、収入が少ないためお給料を支払うのは難しい。
そこでWWOF(ウーフ)という制度を利用することにした。ウーフとは、主に有機農業をしている農家などがホストとなり、食事と宿泊場所を提供し、働き手(ウーファーと呼びます)は労働力を提供するという仕組みで、世界各地にあるそうです。
8月に入ってから登録し、インターネットで募集すると、すぐに問い合わせの連絡が入ってびっくり。最初に来られたウーファーはAさんという50代の男性。彼は会社を早期退職され、全国を旅する「寅さん」みたいな自由人といった方で、あまり気をつかうこともなく、自然とうちの家族となじんでくださった。子供たちもすぐに彼が大好きになり、お散歩するのもついていくし、寝る間際までつきまとう始末。あまり遊びに連れて行けなかったのに、彼のおかげでとっても楽しい夏休みになった。私たちも旅の話などをいろいろと聞かせてもらって、2週間の滞在期間があっという間に過ぎました。
次は、香港からGさんという20代の男性が来られた。スポーツマンで礼儀正しい好青年だ。日本のアニメが好きで、また香港は畑などない大都会なので、日本の田舎に来てみたかったそうだ。彼はほとんど日本語が話せないので、英語と漢字の筆談でコミュニケーションをとる。海外へ行ったことのない自分にとって、英語で会話するというのは生まれて初めての経験。単語を並べただけのめちゃくちゃ英語でも、結構通じるのが面白く、いろいろ質問してみる。中国の食べ物のことや香港のことなど、何となーく知ることができた。夫は晩酌の友ができ、上機嫌で私よりいくらかましな英会話をしている。夫がいくらお酒を勧めても、彼はまったく酔う気配がないのにも驚いた。聞くと香港の人は60度のお酒を飲んでいるんですって!
最初は、食事と宿泊のみで手伝ってもらえるのはありがたいが、まったく知らない人と一緒に暮らすなんて、大丈夫になんだろうか・・・とかなり不安があった。しかし実際始めてみると、自分たちとは違うタイプの人との交流がとても新鮮で、仕事以上に得るものが大きく、子供たちにもよい影響をもたらしているようです。(ひ)

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チマ・サンチュ

cimg3917.jpg日本名は、かきちしゃです。下のほうの葉っぱから順にかきとって食べるちしゃ。そういえば、祖母がレタスのことを、ちしゃとよんでいました。サンチュというと、焼肉を包んで食べるイメージですが、リーフレタスの一種です。特に夏場、もっと潤沢にレタス類をお届けするためにいろんな種類の栽培に取り組んでいるのですが、やはりレタス類は雨と高温に弱く、なかなかむずかしいですね。
他のリーフレタスもそうですが、丸い玉レタスにはないおいしさがあります。外側の葉は、ぱさぱさしていますが、芯のところがふくらんで、うまく半結球状になると、オイルで和えたような妙に滑らかな食感となり、玉レタスより水分が少ないせいか甘みも強く感じ、たいへん美味です。そもそもリーフレタスは玉レタスより栄養的にもずっとすぐれているようです。・・・話ばっかりですみません。また来年、おいしいリーフレタスをお届けするべく努力したいと思います。(か)

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