2023年7月

ジャガイモ

それではジャガイモの旬はいつなんでしょうか。私にもよくわかりません。ジャガイモは、「野菜」というより米や麦と同じ「作物」と分類されます。長期間貯蔵できるのが特徴です。今は、畑で生育途中の青々とした茎を引き抜いて採っています。まだイモは太っている最中です。もうひと月もするとイモが成熟し、地上部は枯れてきます。そうしたら全部掘り取り、乾燥し貯蔵します。イモは休眠に入ります。休眠期間は品種によって違いますが、うちのメインの品種「はるか」は3月ころまでおいしくいただけます。
水分が多めの新ジャガも、今はいろいろな品種があり、最初からおいしくなりました。
今年はケラが多く少し困っています。土の中に住んでいる虫で、歌に出てくるオケラです。かなり大胆にジャガイモをかじってしまいます。何年かごとに、ジャガイモの葉を食べてしまうオオニジュウヤホシテントウが大発生することがあり、そんな時は手作業で取ります。けれどもコメツキムシの幼虫や、コガネムシの幼虫など土の中の害虫はなかなか打つ手がなく困りものなんです。

カテゴリー
 

うすいえんどう


野菜には旬がありますが、オーガニックだとその旬が、より強調されます。一つには殺菌剤や殺虫剤を使わないので、その野菜に合わない時期に無理に作ることが難しいためです。
もう一つ、旬の一番おいしい時期は、その野菜がたくさん取れる時期でもあり、普通に市場に出荷する場合、どうしても値段が安くなってしまいます。これは困ります。なるべく高く売りたいですから旬を外して作りたいのです。市場原理というのでしょうか。
うちのような産直農家はそんな心配はなく、旬ど真ん中の最もおいしい時期に作り届けられます。ただし、同じものがどっさり続きますので、それを理解して購入してくださる皆さんがいてこそなのですが…
「うすいえんどう」は大阪の伝統品種で、グリーンピース用です。暑さにには弱く、旬は短いです。とてもおいしいのですが、さやの色が薄く見栄えがしないため、スーパーなどで売られることが少ないです。そんな品種をお届けできるのも、産直野菜のよいところです。鮮度が命のやさいですのでお早めに使ってください。

カテゴリー
 

7月4日の野菜セット大

梅雨の天気は梅雨前線の位置次第で、大雨のところ、真夏のようなところと、いろいろですね。こちらは暑い日が続き、夏野菜ぐんぐん大きくなっています。
始めは体が慣れないですから、どうぞ体調管理にお気をつけください。

キャベツ
タケノコ型がかわいい「みさき」という品種です。やわらかく、生食にも向きます。お届け途中で割れが入ってしまうかもしれません。高温で成長が早く、内側から新しい葉に押されるためです。
ズッキーニ
最初にとれる実物野類です。だいぶなじみのある野菜になってきたでしょうか。油やチーズと相性がいいです。カレーに入れても美味しいです。
レタス
リーフレタスと、玉レタスの中間の半結球レタスです。外側は、リーフみたいで、芯のほうは、軟白された丸いレタスの味がします。炒め物や、さっとゆでてもおいしい。
ジャガイモ
「とうや」という品種です。いちばん最初にとれる早生の品種です。
くせのない味です。

ミニ大根
「ホワイトスティック」という品種です。春の大根の中では、辛みの少ない品種です。
ニンジン
だいぶ大きくなってきました。葉先の部分は食べることもできます。かき揚げと白和えがおすすめです。

白菜
サラダにも向くにミニ白菜です。
キュウリ
最初の一本、初物です。はじめは受粉が安定せず形がいろいろです。
グリーンピース
大阪の伝統品種「うすいえんどう」です。さやから出しての中の豆を使います。今の季節だけのフレッシュグリーンピースです。豆ごはん、サラダなど
スナックエンドウ
さやごと食べるエンドウです。すじを取ってお使いください。
春菊
関西で好まれる大葉系の品種、苦みと香りがマイルドなタイプの春菊です。

カテゴリー