冷え込んだ朝には霜が降りるようになしました。寒さに弱い野菜から姿を消し、野菜も、秋から冬へと変わってゆきます。
スティックブロッコリー
茎がおいしいブロッコリー。花が咲きやすいので、冷蔵庫に保存の上、お早めにお食べください。この秋は、これでおしまいになります。
長ネギ
寒さが増すほどおいしくなる野菜です。
これから甘く柔らかくなってゆきます。
白菜
鍋物が恋しくなる時期が、白菜の旬です。野崎白菜という昔ながらの品種です。
飛鳥あかねカブ
うす紅色で細長いカブ。大和野菜といわれる奈良県の伝統品種。野性的で複雑な風味があります。サラダ、浅漬け、甘酢漬けなど。日野菜カブに似ているので、日野菜で調べるといろんなレシピが見つかります。
カボチャ
「カンリー」という品種です。少しずつデンプンが糖分に変わり、甘くなってきます。
サツマイモ
「べにはるか」という品種。ねっとりとした食感です。収穫しキュアリングという保存性を高める行程をおわったところです。これから糖度が上がってゆきます。
野沢菜
カブの仲間で、主に茎を使います。繊維感はありますが、見た目よりは柔らかく、おひたし、炒め物もおいしい。
3~4センチに切りビニール袋に入れ、醤油や、浅漬けのもとを混ぜると、簡単に野沢菜漬けができます。
カブ
今年はハムシにやられて肌がざらざらになってしまいました。お手数ですが皮をむいて使ってください。
人参
そろそろ全部収穫して、貯蔵します。寒くなると、さらに味が乗ってきます。
2019年11月
保存食を作る
自分で育てた野菜をできるだけ無駄にしたくない!
ようやく少し時間の余裕ができたので、大学生のウーファーさん、Hさんといろんな野菜の保存食を作りました。
彼女は手慣れた手つきで、レシピ通りきっちり作ってくれるんです。とても助かります。
①青トマトのチャツネ。
トマトをフードプロセッサーでみじん切りにし、出てきたアクを取りながら、
玉ねぎ、リンゴ、砂糖、スパイス、酢などと一緒に煮詰めます。
カレーの隠し味だけでなく、クラッカーに乗っけて食べるとジャムのような、おかずのような不思議な味わい。
②干しマコモタケ
マコモタケの皮を剥いてスライスし、
網の上に並べて干します。
これを醤油とみりんで煮ると、メンマのようになります。
③青トマトのピクルス
トマトと玉ねぎのスライスを塩漬けして水けを搾り、酢、砂糖、カレー粉を煮溶かしたものに漬けます。
④青唐辛子の醤油麹漬け
青唐辛子をフードプロセッサーでみじん切りし、同量の醤油と麹に漬け込みます。
ピリ辛の醤油麹はお料理に少しかけて食べるとおいしいよ。
加工品づくりは楽しいな~♪
野沢菜
この秋は、台風が各地に大きな水害をもたらしました。このあたりでは大きな被害はありませんでしたが、雨が多くで、葉物野菜が、だいぶ傷んでしまいました。これからお届けする葉物が、いつもより少なめになりそうです。
今後は、農家として、雨量が常に今までより多めになること、梅雨や、台風などの季節がずれることがあると、はっきり認識して、野菜を栽培しなくてはなりません。また、有機農家として、気候変動にたいして、何とか化石燃料由来のものを減らし、土に炭素をため込む(土が肥える)ようにしてゆきたいです。
野沢菜といえば漬物。漬物以外の生の野沢菜を見たことがある方は少ないのでは。小松菜の倍くらいに、とても大きくなります。 今年は、他の葉物が少ないので、お届けしてみようと思っています。 カブの仲間なのですが、昔から保存食として大事にされている野菜だけあり、旨味がとても濃いです。
ほそかわ農園の収穫祭
11月2日、秋晴れの暖かいお天気に恵まれ、ほそかわ農園のささやかな収穫祭を行いました。今回は東京から日帰りで来てくださった2組を含めて、9名のご参加。

メニューは、かまど炊きご飯、えごまだれの五平餅、味噌汁、焼き芋(サツマ・ジャガ)、肉じゃが、あずきかぼちゃ、レタスのサラダ、飛鳥あかねかぶの浅漬け。
調味料(米味噌・豆味噌・醤油・えごま油)も含めほそかわ農園の食材を90%以上使用し、薪の火で野外調理しました。農園のお米と野菜そのものを味わっていただけるように、シンプルなお料理ばかり。皆さん手際よく食事作りをしてくださり、2時間ほどで完成。サンルームのテーブルに並べました。 たくさん作ってみんなでお話しながらいただくと、いつもよりおいしく感じられ、幸せな1日でした。お子さんたちも積極的にお手伝いして、できたご飯をおいしそうにほおばる姿が印象的でした。