カボチャ 「カンリー」という品種です。収穫してから2か月ほどたち、甘みが出てきました。
ナス 他の実物野菜と違い、ナスは、秋もおいしい。
人参 だいぶ大きくなってきました。
ピーマン 「あきの」という品種です。
キャベツ 秋の初物です。
トマト 気温が下がり、ゆっくり赤くなるようになると、甘みも、のりにくくなってきます。
サラダセット ルッコラと赤からし菜です。
野沢菜 カブの葉っぱですが、おひたしなど、小松菜を使った料理に代わりに使っていただけます。
長ネギ 松本一本ネギ。長野県の伝統品種です。
ブロッコリー スティックブロッコリーの真ん中の部分。この後、スティック状のわき目が出てきます。
レタス 「ロメインレタス」しっかりしているので、炒め物など火をとおす料理にも向きます。
ミニトマト
2016年9月
雑穀のこと
今年はいろんな種類の雑穀を栽培しています。小さい粒の中に栄養がぎゅっと詰まっていて、これらを食べると元気になれそうな気がします。
・モチキビ…黄色いつぶつぶがかわいい。お米に混ぜて「きびご飯」としてよくいただいています。きびだけを炊いて、潰して、お団子にし、黄な粉をまぶす、シンプルな「きびだんご」も美味しいです。
・アマランサス…ケイトウの仲間で、鮮やかな赤い花を咲かせます。とても粒が細かいのですが、雑穀の中でもひときわ栄養価が高いらしい。炊くとタラコのようなプチプチした食感が楽しいです。パスタやジャガイモのサラダによく使います。
・タカキビ…雑穀の中では粒が大きく、炊くと噛みごたえのある、しっかりとした存在感があります。ハンバーグなどのお肉の代わりとしてよく使っています。
・エゴマ…今年は油を搾るためにたくさん作りました。ゴマとは少し風味が違うのですが、エゴマ和えやおはぎなど、ごまと同じような使い方をします。
・シコクビエ…昨年作ったのですが、まるで雑草のような姿。細かい茶色の粒です。ミルサーで粉にして小麦粉に混ぜてお菓子に使ったり、シチューなどのとろみづけに使っています。
・大麦…ご飯に混ぜたり、スープに入れたりすると、プチプチとした食感で美味しいです。収穫した大麦はあるのですが、丸麦に加工してくださる所を探しています。
まびき菜
ほそかわ農園の野菜セットには、ときどき、葉人参や葉大根など普通スーパーには売っていない野菜が入ることがあります。これは、人参や大根を間引いたものです。
キャベツやレタスなど、多くの野菜は、そのほうが確実なので、苗を育てから畑に植えつけるます。いっぽう、人参や大根、カブなどの根もの野菜は、根っこの形が何より大切なので、畑に直接(念のため多めに)種をまき、それを間引きながら育てるのです。
間引いた物は、そのまま畑に置いてきてしまうことのほうが多いのですが、もったいなので、タイミングがあえばお届けするのです。
さて、長野県の特産で、お漬物で有名な野沢菜も、実はカブの仲間です。同じように多めに種をまいて間引きをし、最終的に大きな野沢菜に育てます。その野沢菜のまびき菜が、鯛の刺身よりうまいと言われていたそうです…。おそらくは、刺身などめったに口に入らなかった頃の話だとは思うのですが、確かにおいしい菜っ葉ではあります。その鯛の刺身を皆さんにも召し上がっていただきたいと思い、今年は多めに野沢菜の種をまきました。たくさん、まびき菜を取ろうという裏技です。はたしてうまくゆくでしょうか。