まびき菜

imgp5025ほそかわ農園の野菜セットには、ときどき、葉人参や葉大根など普通スーパーには売っていない野菜が入ることがあります。これは、人参や大根を間引いたものです。

キャベツやレタスなど、多くの野菜は、そのほうが確実なので、苗を育てから畑に植えつけるます。いっぽう、人参や大根、カブなどの根もの野菜は、根っこの形が何より大切なので、畑に直接(念のため多めに)種をまき、それを間引きながら育てるのです。

間引いた物は、そのまま畑に置いてきてしまうことのほうが多いのですが、もったいなので、タイミングがあえばお届けするのです。

さて、長野県の特産で、お漬物で有名な野沢菜も、実はカブの仲間です。同じように多めに種をまいて間引きをし、最終的に大きな野沢菜に育てます。その野沢菜のまびき菜が、鯛の刺身よりうまいと言われていたそうです…。おそらくは、刺身などめったに口に入らなかった頃の話だとは思うのですが、確かにおいしい菜っ葉ではあります。その鯛の刺身を皆さんにも召し上がっていただきたいと思い、今年は多めに野沢菜の種をまきました。たくさん、まびき菜を取ろうという裏技です。はたしてうまくゆくでしょうか。

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