2010年3月

ナンを焼く

 明日はお百姓友達のYさんの家で醤油作りをする予定。その準備で小麦を大なべで炒った。
 小麦を炒った後の、なべを薪で熱した余熱がもったいない。そこで、子どもたちとパン生地を麺棒でのばしてナンを焼くことにした。タンドールでナンを焼くように、なべの側面にべったりとはりつけてみる。みるみるうちにぼこぼことふくらんで、こげ目がついていい感じ。キーマカレーを作って、お昼ごはんにいただきました。全粒粉を入れてつくったせいもあるけど、かみ応えのあるしっかりとした味でおいしかったです。

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踏み込み温床を作る

今年も、落ち葉の、踏み込み温床を作った。
4~5日すると、35度くらいになる。この発酵熱で、夏野菜の苗を育てるのだ。
踏み込み温床は、2年後には、極上の腐葉土になるし、とっても具合がいいのだが、作るのは、ちょっと大変。汗びっしょり。かなりの重労働だ。
対策として、毎年、少しずつ、高さを低くして、踏み込む量を減らしている(せこい・・・)
さいわい、苗のほうは、そうとは気がつかずに、すくすく育ってくれているようだ。
今年は、どうかな。(か)

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落ち葉を集める


 毎年、春一番の農作業は落ち葉を集めること。近くの別荘の森にお邪魔して落ち葉かきをさせていただく。農家にとって、落ち葉はとっても大切なものなのだ。
 春休みに入った子どもたちもお手伝い。熊手で落ち葉の山をいくつも作って、シートに集め、軽トラックに積み込む。ぎゅうぎゅう踏むと結構たくさん入ります。この落ち葉は「踏み込み温床」を作るのに使います。その話は次回に続く。

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短冊干し大根

昨年の12月に地中に大量の大根を保存した。地元の中学校の給食に出荷させていただいたが、まだ大量に余っている。ただ腐らせてしまうのももったいないと、切干大根に挑戦した。普通の形のものばかりではつまらないので、スライサーで短冊状に切り、洗濯ばさみに吊るして干してみた。2日ほどでいい具合に干しあがる。そのままでつまんで食べてもとても甘くておいしい。軽く水で戻して、煮た人参とねぎに巻いてみました。(ひ)

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せんべいを焼く


 うちの長男は卵と乳製品のアレルギーがあるので、市販のお菓子はほとんど食べられない。いつもは焼き芋やパン、ホットケーキなどを作っている。たまに登場するのがこの南部せんべい。先日「鉄やきいも」のところで書いたダッチオーブンもそうなのだが、私は鉄ものが大好きで、せんべいを焼く型(てんぽ型というのだそうです)の黒々とした美しさに惹かれてつい購入してしまったのだ。
 作り方は簡単。材料はプレーンタイプは小麦粉、塩、重曹、水。これに砂糖と油を加えるとクッキータイプとなる。材料を混ぜた生地を型に入れて弱火で1~2分ずつ裏表焼く。市販の南部せんべいみたいにぱりぱりしていなくてしっとりとした食感だが、なかなかおいしい。一枚ずつしか焼けないので、時間がかかるのが難点。子どもたちに焼かせたり、ご飯作りの片手間に焼いたりしている。このプレーンタイプを鍋物や味噌汁に入れると、八戸名物の「せんべい汁」になり、また違ったおいしさが楽しめます。(ひ)

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みそ作り

先日、こうじ作りを紹介したが、その麹を使って味噌作りをした。
まず、一晩水につけておいた大豆26キロを大なべで4~5時間煮る。煮えた豆をつまみ食いすると、カボチャのようにホクホクしていてすっごくおいしい!

煮豆を上の容器に入れハンドルを回すと、モンブラン状のつぶれた豆がにゅーと押し出される。ひたすら手動でクルクル回す。つぶれた豆に塩を混ぜた麹を入れて、むらのないようによくよーく混ぜ合わせる。すごく力のいる作業だが、豆がまだ温かくていい気持ち。

味噌玉を作って桶に投げ込む。隙間のないようにぴっちりと詰めてゆく。表面を平らにならし、塩少々ふりかけてラップをし、重石をすると出来上がり。
約80キロの味噌を夫婦ふたりで1日がかりでつくりました。あーくたびれた。味噌蔵の中で1年以上熟成させると、おいしいお味噌になってくれることでしょう。(ひ)

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どか雪が降りました


 昨日から吹雪でどんどん雪が降り積もり、朝起きて窓を開けると家が雪に包まれている感じ。しかも電気がつかない。雪で停電したらしい。家の中はまだうす暗かったので、簡単に朝食を作り、ろうそくをつけて食べた。7時半ころには復旧したが、電気のない暮らしは私や子どもたちにとってちょっと不便で、ちょっと新鮮な体験だった。
 その後雪かきのため外に出ると、ひざ上くらいまで積もっていた。子供たちはうれしそうに学校へ行ったが、私はため息。雪かきスコップですくうと水分を含んでずっしりと重い。ちょっとかいただけで、ぜーぜー息が切れる。これで日ごろの運動不足は少しは解消したかな。(ひ)

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鉄焼きいも

冬の子どもたちのおやつに良く登場するのが焼きいもだ。
洗ったサツマイモをダッチオーブンに入れ、おき火になった薪ストーブの中におく。30分くらいすると、ほかほかでねっとりと甘い、石焼きいもならぬ鉄焼きいもができる。温度調節が難しいので、時々炭になったりもするが、電気もガスも使わず、おいしくできるところが気に入っています。(ひ)

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プラムの剪定

先日のブルーベリーの剪定がとても楽しかったので、今度はプラムの剪定に挑戦することにした。
 実は先月末に開催された富士見町の「梅の剪定講座」に受講して、果樹の基本的な剪定方法を教えていただいたのだ。とは言っても、ずぶの素人の私にとっては専門用語からしてわからないことだらけ。
 3年ほど前に購入したプラムの苗を剪定せず放置してたので、実もまったくつけず伸び放題。失敗してもいいからと、思い切って太い枝もざくざくと切った。教科書にはひもで誘引するなどと書いてあるが、とりあえず今年はこれで様子を見てみることにする。今まで「木」として何となく見ていただけだったのが、このごろ枝振りまで気になって注意深く観察するようになる。

夏にはおいしいプラムの実がなってくれればよいのだが・・・。(ひ)
 

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こうじ作り

3月は味噌作りの季節だ。毎年自家用と販売用の米味噌を150キロくらい作っている。
 米味噌の作り方を簡単に言うと、まず米麹を作る。この米麹と塩を混ぜ合わせ、ゆでて潰した大豆とよく混ぜ合わせる。これを容器に隙間なく詰め、1年くらい熟成させると出来上がる。なんせ量が半端じゃないので、仕込みには時間も体力もかなり使います。
 その最初の段階、麹作りをした。まず、一晩つけておいたお米をせいろで1時間ほど蒸す。蒸し米をたらいに開けて、人肌程度になるまでさまし、種麹を均等に振りかけてよく混ぜ合わす。これを33度くらいを保つように、3日間何度か切り返しながら保温する。全体が白っぽくかびがふいたようになり、米の芯まで麹菌が回ると、麹の出来上がりとなる
 種麹をつけて丸1日くらいたつと、麹の繁殖が盛んになり、香水にも似た何ともいえない華やかな香りがします。この匂いをかいでいるだけでとても幸せ。しかし、夜中に何度か起きて、温度が上がり過ぎないよう管理するのはつらいです・・・。(ひ)

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