明日はお百姓友達のYさんの家で醤油作りをする予定。その準備で小麦を大なべで炒った。
小麦を炒った後の、なべを薪で熱した余熱がもったいない。そこで、子どもたちとパン生地を麺棒でのばしてナンを焼くことにした。タンドールでナンを焼くように、なべの側面にべったりとはりつけてみる。みるみるうちにぼこぼことふくらんで、こげ目がついていい感じ。キーマカレーを作って、お昼ごはんにいただきました。全粒粉を入れてつくったせいもあるけど、かみ応えのあるしっかりとした味でおいしかったです。
2010年3月
せんべいを焼く
うちの長男は卵と乳製品のアレルギーがあるので、市販のお菓子はほとんど食べられない。いつもは焼き芋やパン、ホットケーキなどを作っている。たまに登場するのがこの南部せんべい。先日「鉄やきいも」のところで書いたダッチオーブンもそうなのだが、私は鉄ものが大好きで、せんべいを焼く型(てんぽ型というのだそうです)の黒々とした美しさに惹かれてつい購入してしまったのだ。
作り方は簡単。材料はプレーンタイプは小麦粉、塩、重曹、水。これに砂糖と油を加えるとクッキータイプとなる。材料を混ぜた生地を型に入れて弱火で1~2分ずつ裏表焼く。市販の南部せんべいみたいにぱりぱりしていなくてしっとりとした食感だが、なかなかおいしい。一枚ずつしか焼けないので、時間がかかるのが難点。子どもたちに焼かせたり、ご飯作りの片手間に焼いたりしている。このプレーンタイプを鍋物や味噌汁に入れると、八戸名物の「せんべい汁」になり、また違ったおいしさが楽しめます。(ひ)
みそ作り
先日、こうじ作りを紹介したが、その麹を使って味噌作りをした。
まず、一晩水につけておいた大豆26キロを大なべで4~5時間煮る。煮えた豆をつまみ食いすると、カボチャのようにホクホクしていてすっごくおいしい!
煮豆を上の容器に入れハンドルを回すと、モンブラン状のつぶれた豆がにゅーと押し出される。ひたすら手動でクルクル回す。つぶれた豆に塩を混ぜた麹を入れて、むらのないようによくよーく混ぜ合わせる。すごく力のいる作業だが、豆がまだ温かくていい気持ち。
味噌玉を作って桶に投げ込む。隙間のないようにぴっちりと詰めてゆく。表面を平らにならし、塩少々ふりかけてラップをし、重石をすると出来上がり。
約80キロの味噌を夫婦ふたりで1日がかりでつくりました。あーくたびれた。味噌蔵の中で1年以上熟成させると、おいしいお味噌になってくれることでしょう。(ひ)
プラムの剪定
先日のブルーベリーの剪定がとても楽しかったので、今度はプラムの剪定に挑戦することにした。
実は先月末に開催された富士見町の「梅の剪定講座」に受講して、果樹の基本的な剪定方法を教えていただいたのだ。とは言っても、ずぶの素人の私にとっては専門用語からしてわからないことだらけ。
3年ほど前に購入したプラムの苗を剪定せず放置してたので、実もまったくつけず伸び放題。失敗してもいいからと、思い切って太い枝もざくざくと切った。教科書にはひもで誘引するなどと書いてあるが、とりあえず今年はこれで様子を見てみることにする。今まで「木」として何となく見ていただけだったのが、このごろ枝振りまで気になって注意深く観察するようになる。
夏にはおいしいプラムの実がなってくれればよいのだが・・・。(ひ)
こうじ作り
3月は味噌作りの季節だ。毎年自家用と販売用の米味噌を150キロくらい作っている。
米味噌の作り方を簡単に言うと、まず米麹を作る。この米麹と塩を混ぜ合わせ、ゆでて潰した大豆とよく混ぜ合わせる。これを容器に隙間なく詰め、1年くらい熟成させると出来上がる。なんせ量が半端じゃないので、仕込みには時間も体力もかなり使います。
その最初の段階、麹作りをした。まず、一晩つけておいたお米をせいろで1時間ほど蒸す。蒸し米をたらいに開けて、人肌程度になるまでさまし、種麹を均等に振りかけてよく混ぜ合わす。
これを33度くらいを保つように、3日間何度か切り返しながら保温する。全体が白っぽくかびがふいたようになり、米の芯まで麹菌が回ると、麹の出来上がりとなる
種麹をつけて丸1日くらいたつと、麹の繁殖が盛んになり、香水にも似た何ともいえない華やかな香りがします。この匂いをかいでいるだけでとても幸せ。しかし、夜中に何度か起きて、温度が上がり過ぎないよう管理するのはつらいです・・・。(ひ)