こうじ作り

3月は味噌作りの季節だ。毎年自家用と販売用の米味噌を150キロくらい作っている。
 米味噌の作り方を簡単に言うと、まず米麹を作る。この米麹と塩を混ぜ合わせ、ゆでて潰した大豆とよく混ぜ合わせる。これを容器に隙間なく詰め、1年くらい熟成させると出来上がる。なんせ量が半端じゃないので、仕込みには時間も体力もかなり使います。
 その最初の段階、麹作りをした。まず、一晩つけておいたお米をせいろで1時間ほど蒸す。蒸し米をたらいに開けて、人肌程度になるまでさまし、種麹を均等に振りかけてよく混ぜ合わす。これを33度くらいを保つように、3日間何度か切り返しながら保温する。全体が白っぽくかびがふいたようになり、米の芯まで麹菌が回ると、麹の出来上がりとなる
 種麹をつけて丸1日くらいたつと、麹の繁殖が盛んになり、香水にも似た何ともいえない華やかな香りがします。この匂いをかいでいるだけでとても幸せ。しかし、夜中に何度か起きて、温度が上がり過ぎないよう管理するのはつらいです・・・。(ひ)

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