2014年11月

蒸し野菜

今回はお料理特集です。以前にも書きましたが、うちでは圧力鍋でご飯を炊くとき、お米の上に蒸し器を置いています。そこにかぼちゃ、人参、大根、ジャガイモ、キャベツ、サツマイモ…などの野菜をのせて一緒に炊くんです。すると、お米が炊けるのと同時に蒸し野菜もできてしまいます。その蒸し野菜を適当に切り分け、塩や醤油、ドレッシングなどをかけるだけでもおいしい。他にもケーキの生地に混ぜ込んだり、ポタージュスープにしたり、いろんな料理に応用できて、とても重宝します。途中で開けられないので何度か試しながら、入れる野菜の大きさを加減するのがコツです。

炊飯器でもお米の上に蒸し網など置いて、同じようにできます。蒸し網がなくても、お米の上に直接のせて炊いちゃってもOKです。野菜にご飯粒がくっついてしまいますが・・・。ご飯に野菜の匂いがついてしまいそうですが、やってみるとほとんど気にならないです。いろんな蒸し野菜のストックがあると、忙しいときにも便利だし、毎日のお料理の幅が広がりますよ。ご飯だけ炊くのがもったいなく思えてきます。IMGP3642

●人参ソテー

蒸した人参を一口大に切る。フライパンに油をしき、焦げ目がつくまで焼く。塩コショウで味付けする。

※砂糖を入れなくてもグラッセみたいに甘い。IMGP3644

●マッシュポテト

蒸したジャガイモはボウルに入れ、泡だて器でつぶす。塩、コショウ、オリーブ油で味付けをし、混ぜ合わせる。

※泡だて器でつぶすとイモがふわふわになる。IMGP3645

●大根のステーキ

蒸した大根は1.5センチほどの幅に輪切りにする。両面に格子状の浅い切れ目を入れる。フライパンに油をしき、焦げ目がつくまで大根の両面を焼く。最後に醤油とみりんをジュッと回しかける。

※これで大根があっという間に消費できるかも。IMGP3646

●カブと鶏肉の煮物

カブは1/4から1/6のくし切りにする。かぶの葉は3cmほどに切る。鶏肉は一口大に切る。鍋に細切りした昆布と鶏肉とカブを入れ、水を材料の半分がひたるほど入れる。醤油とみりんを入れて火にかけ、カブが少し柔らかくなったら葉っぱも入れて煮る。水溶き片栗粉でとろみをつける。IMGP3653

カテゴリー
 

かぼちゃ

IMGP31203種類のカボチャを作っています。緑色で小さな「坊ちゃんかぼちゃ」。これは、夏から秋の始めにお届けしました。これから出るのは、「ケイセブン」と「カチワリ」という品種。

品種におよって、収穫してから、どのくらい貯蔵しておけるかが違います。これは、どちらも堅くて長持ちするタイプです。とはいえ、貯蔵中に傷んでくるものもあります。たまにチェックして、傷みかけたものはすぐに食べてしまいます。このあたりでは、冬至にカボチャを食べる習慣があります。食べると風邪をひかないとかいいますが、そのころが貯蔵の限界という説もあります。でも、その頃が一番甘みが増す時期でもあります。

カテゴリー
 

今年は大豆が豊作でした

 

IMGP3513
10月半ばに畑から大豆を刈り取って収穫し、ビニールハウスに立てかけて、2週間ほど干します。そして「足踏み脱穀機」という足で踏んでドラムを回転させる機械で、サヤから豆を取り出します。次に前回も紹介した「とうみ」でゴミを風で飛ばします。それを冬の暇な時期に虫食いや傷んだ豆などを手選別して、ようやくきれいな「大豆」になるんです。
IMGP3516 わが家の場合、大豆はほとんど味噌作りに使います。毎年3月にうちの米から麹を作り、大鍋で大豆を煮てミンチャーですりつぶし、塩と混ぜ合わせて仕込みます。90キロほど仕込むので、けっこう重労働です。
昨年、茅野市の桶職人の方にお願いして、お蔵にあった大きな古い桶を修理していただきました。ぼろぼろだった桶が新品同様になって帰ってきたのにはびっくり。彼は諏訪地方で唯一現役の桶職人で、職人魂を感じると同時に、伝統的な技が廃れてゆくのが心配になります。「木桶で仕込んだ味噌はとてもおいしいよ」と言われた通り、できたお味噌は今までよりさらにおいしくなったような気がします。桶はとても高価なので、採算取れなくなっちゃいますが、将来すべて木桶で味噌を仕込んでみたいです。
IMGP1129残りの大豆は醤油作りと、豆乳作りのためにとっておきます。息子が牛乳アレルギーのため、代用として豆乳メーカーで大豆から時々作っているんです。それで、シチューやグラタン、カボチャのスープ、ココアなど、いろんなお料理やお菓子作りに使っています。最近は茶せんで「ソイラテ」を作って、スターバックス気分にひたるのがマイブームです。大豆はわが家にとって、貴重な蛋白源です。

カテゴリー
 

長ネギ

IMGP2051寒さとともにネギがやわらかく、甘くなってきました。これからもっとおいしくなります。旬とは言いますが、不思議なものです。品種は、「松本一本ねぎ」といって、長野県は松本の在来種で、有名な「下仁田ねぎ」と、ごく近い品種だそうです。在来種は一般にそうですが、やわらかいのが特徴で、畑でも、少し風など吹くとすぐに葉っぱが折れてしまいます。最新の品種とは、まったく姿が違います。
 ネギの葉の部分に、ドロッとした粘物質が入っていることがありますが、これは、ネギ自身が作り出した物質で、これが入っているとおいしいといわれているんですよ。

カテゴリー
 

ほそかわ農園の収穫祭

先日行った収穫祭の報告です。今年は3家族6名が参加してくださいました。あと、うちの家族4人とカナダからウーフで来られているピーターさんの合計11人。IMGP3471まず、収穫して3週間ほど干しておいたキビを脱穀しました。

IMGP3477「せんばこき」という昔の道具を使ってみました。鉄の櫛の間に穂をはさんで、しごき落します。

IMGP3463

 

とても時間のかかる作業なので、残りの大部分は次の日、機械で脱穀しました。

IMGP3492

その後「とうみ」という手回し扇風機のような道具にかけて、ゴミを風で飛ばします。最後に機械でもみすりして外側の殻を取り除き、軽く精白すると完成です。

IMGP3496

 
みんなでかまどでご飯を炊いて、薪の火でお味噌汁を作りました。
 

IMGP3501なんてことない献立なんですが、薪のおかげか大勢でいただくせいか、いつもよりもおいしいお昼ごはんでした。子供たちがご飯を何杯もおかわりする姿が、とてもほほえましかったです。

IMGP3508
午後は竹の棒にパン生地を巻きつけて薪の火で”棒パン”を焼いたり、焼き芋などをしておいしくいただきました。

IMGP3493-2

あと、男の子たちがはまっていたのが薪割り。コツをつかむまで少し時間がかかりますが、ぱっか~んと真っ二つに割れるのが楽しいみたい。

暖かい秋晴れの中、みんなで楽しく過ごすことのできた1日でした。参加してくださったみな様、ありがとうございました。

カテゴリー