ほそかわ農園の食卓

うちのごはん

うちでふだん食べているもの。

娘が作ってくれたのもあります。

玄米小豆ご飯、野菜のスープ、レンコンのソテーバルサミコソースがけ、小豆かぼちゃ。

バルサミコ酢はいただきものですが、一度食べたらその美味しさにはまってしまいました。
サンルームでランチ。ご飯のお好み焼きと五目煮豆。


フキノトウの天ぷら、白和え、煮大根、小豆かぼちゃ、ジャガイモとモチキビ煮、レンコンソテー。

カレーとチャパティー、きんぴら。

ビビンバ。

昨年から保存していた野菜、豆類、雑穀、畑の小松菜、ホウレンソウを使っています。

レンコンとゴボウは買っていますが、今月いっぱいは、ほぼうちの野菜だけでまかなえそうです。

 

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素食なおせち

大阪生まれの私は結婚するまで知らなかったのですが、長野では大みそかの夜からおせち料理をいただきます。

お義母さんの腕によりをかけた豪華おせちと、フノリのお蕎麦を大晦日の夜にいただきました。

なので、元旦は超素食のミニべじおせちです。

お雑煮と筑前煮とお餅。

お雑煮は白味噌とうちの豆味噌を合わせてみました。

お餅は3分づきのもち米(うちの「ふくしま餅」という品種)を餅つき機でついたもの。

使用したほそかわ農園の野菜・加工品

人参、玉ねぎ、白菜、ねぎ、小松菜、大根、グリーンピース(冷凍)、えごま、もち米、豆味噌、醤油

買ったものは
レンコン、ゴボウ、里芋、こんにゃく、しいたけ、白味噌、みりん、塩 です。

2020年の目標は、家庭内食料自給率をさらに上げることと、丁寧に料理することです。

 

 

 

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毎日の食事が大切!

私が日ごろから一番大切にしていることは、家族の健康管理です。農業は身体が資本だし、子供たちはアレルギー体質なので、毎日の食事作りには気をつかっています。といってもルールは二つ。できるだけうちで採れた野菜、穀物、手作りの調味料を使うことと、添加物、農薬、アレルギーの原因になるものはなるべく避けることです。100%ではなく8割の達成が目標です。

実は20代のころ、農業を始める前は薬局で薬剤師の仕事をしていました。といっても薬の知識はあまりないんです。とにかく農業やりたかったし、薬を使えば本当に病気が治るのか疑問もあったから。その後結婚して子供が生まれ、二人ともアトピー性皮膚炎になったのをきっかけに、人はなぜ病気になり、どうすれば治癒するのかということに、とても興味を持つようになりました。アトピーが出ているのは皮膚だけれど、原因は主に腸など体の内側にあるのではないかと。時間はかかりましたが、食事でほぼ治すことができました。今でも息子は乳製品の入ったもの、娘は農薬のかかった果物を食べすぎると、手や足に湿疹が出ます。私自身は食べ物を変えたことによって、疲れやすかった体調が少しずつ良くなりました。まさに「あなたの身体はあなたの食べたものでできている」と言われる通りです。毎日、畑からいただく自然の恵みに感謝して調理し、できるだけ家族そろって食事をしています。

先日からほそかわ農園のブログとFacebookで、わが家の普段のご飯の紹介を始めてみました。何てことない野菜料理ばかりですが、興味のある方は覗いてみてくださいね。あと、野草を採取したり薬草を栽培したもので、ハーブティーを作って飲んでいます。それも体調管理の一助になっているのかもしれません。その話はまた次回に。

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ある日の夕飯。 ミネストローネ、サラダ、揚げないコロッケ

 

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菜の花畑

昨年植えた小松菜、ターサイ、ちぢみ菜などが、いっせいに菜の花になりました。
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わが家ではここのところ、毎日、毎食菜の花が食卓に並びます。
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今日のお昼は、菜の花のおひたしと

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無添加の塩昆布と混ぜこんだ、菜の花ご飯。

子供たちにうんざりされながらも、何にでも菜の花を忍び込ませて、これでもかと菜の花料理が続きます。

とても美味しいのですが、時期的に野菜セットに入れることができなくて残念です。

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八ヶ岳をバックに菜の花畑。ここまで咲ききってしまうと、もう収穫はおしまいです。
菜の花が終わってから約1ヶ月間は、貯蔵していたジャガイモ、大根なども底をつき、わが家の野菜ストックが切れてしまいます。山菜をいただいたり、スーパーで野菜を買ったりします。

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今年もお世話になりました

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カリフラワーの仲間 「ロマネスコ」 一つのとんがり帽子を拡大すると、同じようにつぶつぶが・・・。幾何学模様のようで美しい

 

12月になっても暖かい日が続いていますね。いつもなら今ごろは、凍ったままの菜っ葉をガリガリと収穫し、かじかんだ手で出荷作業をしているのですが、今年はらくらくです。一方、暖かいせいで、早くに傷んでしまった野菜も多かったです。

このまま世界規模で温暖化が進み、異常気象が多発したら、日本は食糧を輸入し続けることができるんでしょうか。TPPなんて言ってないで、食糧自給率を上げるべく、もっと多くの若者に農業をやってもらえるような政策を考えるべきだと思うのですが。

農業は確かに大変だけど、楽しい・美味しい・毎日新しい発見がある、とてもやりがいのある職業です。そんな農業の魅力をこれからも発信してゆきたいです。

今年も皆さまには大変お世話になりました。心からお礼申し上げます。(ひ)

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ほそかわ農園の看板

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先日、夫が20年前に農業研修していた、栃木県烏山市の帰農志塾へ行ってきました。帰農志塾は、将来有機農家を目指す若者を40年前から受け入れられている大きな農家です。当時の塾長である戸松正さん(今は娘さん夫婦に代替わり)が、ほそかわ農園の看板を彫ってくださったのです。
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家に帰って、早速玄関に飾りました。立派すぎ・・・。この看板を見上げて、これからも農業がんばらなくっちゃ!と決意を新たにしたのでした。

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こちらの「身土不二」も戸松さんの作で、プレゼントしてくださいました。

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イスラエルのウーファーさん

イスラエルの料理「シャクシュカ」です。とてもおいしいよ!

イスラエルの料理「シャクシュカ」です。とてもおいしいよ!

8月いっぱい、イスラエルからのウーファーさんが来ています。22歳の明るくて、とてもチャーミングな女性です。彼女は日本語がまったく話せません。私たちの超ブロークン英語でも彼女は察してくれるので、何とかコミュニケーションとっています。いつも私たちが「何だっけ、何だっけ?」を連発しているので、「ワット イズ ナンダッケ?」と質問される始末・・・。

そんな賢くてかわいい彼女ですが、実は3年間の兵役が明けて旅行に来ているんです。イスラエルは女性も兵役の義務があるなんて驚きです。「かわいそうだからお肉は食べたくない」と言っている彼女が、人を殺す訓練をさせられるなんて、本当に辛かったことと思います。

わが家には、いろんな国の人が見えますが、みんなとてもいい方ばかりです。ヘイトスピーチなんて最近言われますが、日本人だって良い人も悪い人もいるんだし、何も知らないで他の国の人たちを憎むなんてばかげてる。戦争で金儲けしたい人が仕向けたとしか思えません。世界中の人たちはみんな同じ仲間なんだと、子供たちに教えたいです。

日本でもこのままでは、将来徴兵の義務が課せられるようになるかもしれません。自分たちの娘や息子が人を殺したり殺されたりなんてことになったら・・・。今、ひとりひとりが声を上げないと取り返しのつかないことになるでしょう。

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子供たちへ

いよいよ最後のお届けとなりました。今年も一年無事にお米と野菜を作って出荷することができたのも、皆さまが支えてくださったおかげと心より感謝しています。
 月日のたつのは早いもので、来春うちの息子は高校生、娘は中学生になります。今のうちに子供たちに身につけてほしいと願って、いろいろ画策していることが3つあります。1つめは、できるだけ安全なものを食べ、有害な化学物質や電磁波などを避けるなどの知識を身につけ、自分で体調管理できるようになること。2つめは、家のお手伝いを通して、将来自立して生きてゆくための様々な仕事を覚えること。3つめは、将来自分で判断し行動できる人になることです。WWOOFなどで国内外の方に来ていただいて、いろんな価値観を持っている方の話を聞けるのも貴重な経験です。親の言うことは聞けなくても、うちに来られる方の助言を素直に受け止めたり、いいところを見習ったりしているように思います。
 子どもは親が望むようには育たないとよく言われますが、これからどんな風に成長してゆくのか楽しみです。勉強できなくても、農園継がなくてもいいから、悔いの無い人生を歩んでほしいです。
 最後に来年の目標。これからの世の中、なんとなく悪い方へ向かっている予感がするのは私だけではないと思います。子供や孫の世代まで、いろんな生き物と共生できるような自然を残し、平和で暮らしやすい環境を作るために、自分にできることを模索したいです。 
 つたないおたよりを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。(ひ)

ほぼ100%自給できたある夜の食卓

ほぼ100%自給できたある夜の食卓

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今年は大豆が豊作でした

 

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10月半ばに畑から大豆を刈り取って収穫し、ビニールハウスに立てかけて、2週間ほど干します。そして「足踏み脱穀機」という足で踏んでドラムを回転させる機械で、サヤから豆を取り出します。次に前回も紹介した「とうみ」でゴミを風で飛ばします。それを冬の暇な時期に虫食いや傷んだ豆などを手選別して、ようやくきれいな「大豆」になるんです。
IMGP3516 わが家の場合、大豆はほとんど味噌作りに使います。毎年3月にうちの米から麹を作り、大鍋で大豆を煮てミンチャーですりつぶし、塩と混ぜ合わせて仕込みます。90キロほど仕込むので、けっこう重労働です。
昨年、茅野市の桶職人の方にお願いして、お蔵にあった大きな古い桶を修理していただきました。ぼろぼろだった桶が新品同様になって帰ってきたのにはびっくり。彼は諏訪地方で唯一現役の桶職人で、職人魂を感じると同時に、伝統的な技が廃れてゆくのが心配になります。「木桶で仕込んだ味噌はとてもおいしいよ」と言われた通り、できたお味噌は今までよりさらにおいしくなったような気がします。桶はとても高価なので、採算取れなくなっちゃいますが、将来すべて木桶で味噌を仕込んでみたいです。
IMGP1129残りの大豆は醤油作りと、豆乳作りのためにとっておきます。息子が牛乳アレルギーのため、代用として豆乳メーカーで大豆から時々作っているんです。それで、シチューやグラタン、カボチャのスープ、ココアなど、いろんなお料理やお菓子作りに使っています。最近は茶せんで「ソイラテ」を作って、スターバックス気分にひたるのがマイブームです。大豆はわが家にとって、貴重な蛋白源です。

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お百姓になるには

ハート型のジャガイモ

ハート型のジャガイモ

今年は、就農希望の方がたくさんうちにみえました。相談だけの方や、ウーフなどでわが家に泊まって一緒に農作業された方もいます。

農家がどんどん高齢化して、お百姓の人数が減り続けている今、就農希望の方が増えているのは大変喜ばしいことです。しかも20代の若い女性も結構いらっしゃるんです。そんな彼女たちを見ていると、農業のこと何の知識も無いまま飛び込んでしまい、七転八倒していた20年前の自分を思い出し、ほろ苦い気持ちになります。お百姓になるためには、体力はもちろんですが、植物を注意深く観察して、きめ細やかなお世話ができる繊細さも必要です。あと、農協出荷でなければ営業も自分でしなきゃいけないし、経営能力も問われます。恥ずかしながら私は力も持久力もなく、大雑把な性格なので、まったく農業には向いていないんです。

そういった能力の高い人は、規模を拡大して成功されています。反対に少ない収入だけど、ほとんどお金を使わない自給自足で質素な暮らしを楽しんでいる方もいます。それはそれで何でも自給できる器用さと、自分は自分と割り切って不便を楽しむ覚悟が必要です。お百姓って職業でもあるけど、自分のライフスタイルでもあるわけで、いろんな選択肢があります。これから農業を志す方は、それぞれ自分のスタイルで農家デビューを果たしていただきたいです。

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