種まきの後は間引きの作業

9月末に、ビニールハウスの中に小松菜の種をまきました。春先、苗を育てるために使用したものを、もう一度使います。今はビニールを開けてありますが、寒くなってくればビニールをかけ、保温することができます。これで今シーズンの種まきはすべて終了、ちょっと一息というところです。
前回、葉物の種まきのことを書きました。9月は雨が少なく、葉物の種は、とても小さいので、ちゃんと芽を出してくれるか心配でしたが、どの畑でも、ばっちり芽を出してくれました。念のため、いつもより、少し多めに種をまいたのですが、その分までも、がんばってきっちり芽をだしてくれました・・・。しかし、「ありがた迷惑」なんて言ってはいけませんが、あまりぎっしり込み合っていると、ひょろひょろして、いい野菜に育ちません。病気にもかかりやすくなります。 
こういうところは、畑にしゃがみこんで、ちくちくと間引きをするしかありません。これは何となく面倒くさい作業です。ついつい後回しにしがちです。けれども葉物の成長は早いので、気がついたときにすぐやらないと、たちまち大きくなってしまいます。大きくなると、間引くのが、なんだかもったいないような、かわいそうな気がするし、作業も何倍も手間取ります。まあ、芽が出ないことには何にも始まらないので、あまりぜいたくを言ってはいけないですね。
 畑では、今、お届けしている大きな葉物から、12月にお届けする芽を出したばかりの小さなものまで、何段も階段状にならんで出荷を待っているところです。葉物類は、寒くなればなるほど、糖分を蓄え、滋味が増します。(か)