7月下旬の田んぼと畑の様子

 

田んぼの様子

田植えがすむと、毎日、田んぼの見まわりをするのが日課になる。田の水見(みずみ)って言います。言葉のとおり、田んぼに水があるかどうかチェックし、少なければ水口を開けてせんぎの水を入れる。同時に、稲の様子を観察する。このあたりは、高冷地で、夏が短く、稲が育つのにすごく適したところとは言えない。おまけに、せんぎに流れてくるのは、南アルプスのとびきり冷たくておいしい水だ。だから、田んぼに水を入れるなら、なるべく朝早く入れる。昼間は、水を止め、太陽の光でできる限り暖めるのだ。ほんの少しの温度の差も、毎日積み重なると大きい。もう一つ、特に、除草剤を使わない場合、水が切れると、草がわんさか生えてくる。水がなくなると生えてくる種類の草があって、これが始末が悪い。そういうわけで、田植えから、一月半は必死で水見をする。

今、7月も半ば過ぎ、稲もすっかり大きくなり、気持ちよく風にそよいでいる。そのすがたは、不思議と見飽きない。ここまでくると、すでに今年の勝負はついた。この時点で、秋の収穫は、ほぼ見えてしまう。うまくいかなかった田んぼもあるが、今年は全体に、まあまあのできでしょうか。トンボの羽化もピークを過ぎ、おたまじゃくしもかえるになり、水見もしだいにいいかげんになってくるのだ。

畑の様子

夏野菜が取れ始めました。だいぶ暑かったせいで、いつもより早いようです。この辺は,空梅雨で、珍しいくらい雨が降らなかった。雨が少ないと、大体、野菜は病気が少なく、元気です。雨が嫌いな、ジャガイモやトマトは、特にげんきそうだ。

ジャガイモは、あまり梅雨が重いと、疫病やらの病気で、早々に、茎や葉が枯れてしまうことがある。今年は、主な品種を、疫病に特につよい「花標津」と「さやあかね」の2品種に変えました。今のところ元気そう。イモは、掘ってみないと、わからないですが、花が落ちたら早速ほるつもりです。お楽しみに。

その他の夏野菜も元気そう。ナスやピーマンはこの暑さに大喜び。反対に、レタスや葉物は暑すぎて、早めに傷んでしまいました。しばらくは夏野菜ばっかりお届けするようです。(か)

 いなごの子ども?

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