日々感動
3月、苗箱にトマトの小さな種をまく。外は氷点下でも温床のベッドの中はあたたかい。そのうち、かわいい双葉がひょっこり顔を出す。それをひとつずつポットに移植して、ハウスの中にずらりと並べる。苗を育てるのは小さな子供を育てるのと似ていて、毎日顔色をうかがいながら、細心の注意をはらって世話をする。水をあげすぎても少なすぎてもだめ、その日の天候によっても違ってくる。苗が大きくなったら、いよいよ地面に植えつけだ。トマトは自分では上に伸びてゆかないので、棒を立ててひもを張り、茎をしばりつけてゆく。そのころにはかわいい黄色の花もちらほら咲くようになる。葉っぱと茎の間から芽が出てくるので、それを一つ一つ手で折り取ってゆく”芽かき”という作業もある。肥料をあげたり、草を取ったり、手をかけて世話をして、7月半ばようやく緑色だった実が真っ赤に色づいてきた。今年初めてのトマト、ひとつもいで、がぶり!!まさに夏の味。毎年同じことの繰り返しなのに、感動する瞬間です。(ひ)