小学校の収穫祭

 前回は保育園の話でしたが、今回は小学校の話。先日の日曜日、学校で5年生の親子が集まり、収穫祭をした。子供たちが田んぼで大切に育て収穫したもち米を、お餅にしてみんなで食べる、という一大イベントだ。
6月、素足で田んぼじゅうを踏み歩いて代かきをし、手で田植えをした。そして10月、鎌で稲を刈り、足踏み脱穀機で脱穀。100キロ以上のもち米が収穫できた。収穫祭の前々日、子供たちがお米をといで水につけ、当日はかわるがわる杵でぺったんとお餅をつき、丸めて「きなこ・ごま・あんこ」に味つけした。杵が重くてよろける子も多かったが、とってもおいしいくつきあがったお餅にみんな大満足。「自分たちで育てたものを、自分たちで調理し、食べたことがうれしかった」という感想を書いていた子がいた。うちの息子は家でも毎年田んぼの仕事を手伝わせてはいるが、親に言われてしぶしぶやっている。今回クラスの友達と共に作業し、みんなで田んぼのことを調べて発表することができて、ひと回り成長したように思う。
子供のころの農業体験ってとても大事なことだなぁーと子供たちの笑顔を見ていて感じた。稲籾をまいてからお米になるまで、長い月日と手間がかかっているということを、身をもって知ると、自然と食べ物に感謝の気持ちがわいてくるだろう。作物を育てる喜びを知ることで、将来農業をやってみたいという子が増えるかもしれない。そこまでいかなくても、家庭菜園をすることならすぐにできる。
私たちも来年は、セットを買っていただいている皆さまに、もっと農業に触れていただける機会を増やしたいと考えています。お客様としてご招待するのではなく、援農という形がよいのかなと思案中です。大人も子供もみんなで畑仕事を楽しめればいいですね。(ひ)  

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