2年前から根セロリを作っています。
セロリアックとも言い、肥大したセロリの根っこの部分を食べます。

7月ごろのみずみずしい葉っぱ。しかしこの後、秋の長雨で半分くらい腐ってしまいました。
残念。

先日収穫し、保存のため葉っぱとひげ根の部分を切り落としました。

根っこの部分はこんな感じ。皮をむくと真っ白で、セロリの上品な香りがします。

早速、セロリとカリフラワーとジャガイモのポタージュを作りました。
豆乳、塩、コショウのみの味付けで、一流レストラン(行ったことないけど)よりも美味しいスープです。
写真ではわかりにくいけど、蒸し野菜の仲間入り。
蒸した根セロリは、セロリの葉っぱほどはクセがなく、香り良く、ほくっとしています。
野菜畑の仲間たち
雑穀のこと
今年はいろんな種類の雑穀を栽培しています。小さい粒の中に栄養がぎゅっと詰まっていて、これらを食べると元気になれそうな気がします。
・モチキビ…黄色いつぶつぶがかわいい。お米に混ぜて「きびご飯」としてよくいただいています。きびだけを炊いて、潰して、お団子にし、黄な粉をまぶす、シンプルな「きびだんご」も美味しいです。
・アマランサス…ケイトウの仲間で、鮮やかな赤い花を咲かせます。とても粒が細かいのですが、雑穀の中でもひときわ栄養価が高いらしい。炊くとタラコのようなプチプチした食感が楽しいです。パスタやジャガイモのサラダによく使います。
・タカキビ…雑穀の中では粒が大きく、炊くと噛みごたえのある、しっかりとした存在感があります。ハンバーグなどのお肉の代わりとしてよく使っています。
・エゴマ…今年は油を搾るためにたくさん作りました。ゴマとは少し風味が違うのですが、エゴマ和えやおはぎなど、ごまと同じような使い方をします。
・シコクビエ…昨年作ったのですが、まるで雑草のような姿。細かい茶色の粒です。ミルサーで粉にして小麦粉に混ぜてお菓子に使ったり、シチューなどのとろみづけに使っています。
・大麦…ご飯に混ぜたり、スープに入れたりすると、プチプチとした食感で美味しいです。収穫した大麦はあるのですが、丸麦に加工してくださる所を探しています。
まびき菜
ほそかわ農園の野菜セットには、ときどき、葉人参や葉大根など普通スーパーには売っていない野菜が入ることがあります。これは、人参や大根を間引いたものです。
キャベツやレタスなど、多くの野菜は、そのほうが確実なので、苗を育てから畑に植えつけるます。いっぽう、人参や大根、カブなどの根もの野菜は、根っこの形が何より大切なので、畑に直接(念のため多めに)種をまき、それを間引きながら育てるのです。
間引いた物は、そのまま畑に置いてきてしまうことのほうが多いのですが、もったいなので、タイミングがあえばお届けするのです。
さて、長野県の特産で、お漬物で有名な野沢菜も、実はカブの仲間です。同じように多めに種をまいて間引きをし、最終的に大きな野沢菜に育てます。その野沢菜のまびき菜が、鯛の刺身よりうまいと言われていたそうです…。おそらくは、刺身などめったに口に入らなかった頃の話だとは思うのですが、確かにおいしい菜っ葉ではあります。その鯛の刺身を皆さんにも召し上がっていただきたいと思い、今年は多めに野沢菜の種をまきました。たくさん、まびき菜を取ろうという裏技です。はたしてうまくゆくでしょうか。
トウモロコシ
トマトやナスなどは、一本の木から、次々に実をもいで収穫してゆきます。トウモロコシは、種をまいてから、収穫できるまで80~90日くらいかかるのですが、一本の木から一本のトウモロコシしか取れません。ですから、次々にトウモロコシを収穫するために、早生と晩生の品種を取り混ぜて、4回種まきし、8段階にわたって取ってゆきます。でも、その時によって、微妙に若かったり、実が大きかったりすると思います。甘みがピークに達した後、実が大きくなってくると、穀物っぽい風味がしてきます。それはそれで美味しいのですが、おなかがふくれますね。
トウモロコシはとても丈夫な作物で、多少雑草が生えていようとぐんぐん大きくなります。それに甘えて、つい草取りが後回しになってしまいます。ただ、アワノメイガという蛾にねらわれやすく、そのせいで農薬を使わずに栽培するのは、難しい野菜です。トウモロコシの先端が切ってあるのは、このアワノメイガにやられた部分を切ったためです。
キャベツ
秋は、3品種のキャベツを作っています。「初秋」、寒玉系のキャベツ、サボイキャベツです。
「初秋」は、ぱりぱりした食感で、甘く美味しいですが寒さには強くなく、畑で長持ちしません。寒玉系のはいろんな品種を試しているところですが、「初秋」より肉厚で、多少寒さに強いです。こちらも晩秋に作ると非常に甘くなります。サボイキャベツは、ちりめんみたいなしわがあります。収穫してからも日持ちがするのが特徴で、煮込むとおいしい。冷蔵庫などない昔は、船に積み込む食糧として使われたそうです。さらに極めて寒さに強いケールも作ってます。これもキャベツの仲間です。文字どうり凍りつくような寒さに会うと甘くなります。夏はぜんぜん美味しくないです。
これらの品種を組み合わせて、なるべく長い期間キャベツをお届けしようというわけです。
さて今年は、このところの妙に暖かい気候と、雨が多いせいで、寒玉キャベツが傷んできてしまいました。暖かいと、どんどん生育が進んでしまいます。真ん中から新しい葉が出て来るのですが、キャベツの場合は、もう外側はこれ以上大きくなることができません。
中から押されてパンパンになります。そして最後には、ばりっと割れてしまったり、今年のように傷んでしまうこともあります。
毎年気候も違い、いろんなことがあります。寒玉の品種は来年じっくり選びなおそうと思います。 キャベツ、今が一年で一番美味しい時期です。
カブ
赤カブと「はくれい」というサラダカブ、このところ毎年お届けしている定番です。
サラダカブは、なんといっても柔らかく、みずみずしく美味しいです。赤カブは、しっかりした肉質で、歯ごたえはありますが、噛みしめると濃いうまみを感じます。うまみは赤カブのほうが濃いと思います。
今年はそのほかに、フランスの伝統品種「マルトー」というカブと、「黄金カブ」というのを作ってみました。変わったものばかり作ってはいけないとは思うのですが、伝統品種の中には、驚くほど美味しいのがあったりして、おもしろいのです。
黄金カブはうまくできませんでしたが、マルトーは少しお届けすることができました。大根のように長い形で、けっこう甘味があり美味しいです。食感が、パリッとして大根ぽい気もします。
聖護院大根という、丸い形の大根も作っています。美味しい大根ですが、普通の大根より肉質が柔らかく、カブみたいです。
こうなると、かぶと大根って、いったいどう違うのかと思います。
両方とも、アブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜は、とても種類が多いです。
カブは、アブラナ科、アブラナ属で、ブロッコリー、キャベツ、みず菜、チンゲン菜などと同じ仲間です。大根は、ダイコン属です。カブと大根より、カブとキャベツのほうが近い親戚なのです。なんだか不思議です。でも花が咲くと、大根は、白や紫色の花で、黄色い花を咲かせるアブラナ属とはっきり区別できます。
たまねぎ
タマネギは、最初、畑の中を歩きまわって、大きくなったのから引き抜いてお届けします。このころが新タマネギの時期です。そうこうしているうちに、急に葉が根元からパタパタと倒れ始めます。全体の8割がた倒れたら収穫時期です。梅雨の晴れ間に、一気に収穫です。写真のように葉を半分ほど切り落として、空いているビニールハウスに運び込んで乾かします。ただし、半日以上日光に当たるとやけどして痛んでしまうので、遮光ネットをかけたりと気を使います。ひもで縛って倉庫の天井から吊り下げれば、ひと安心、収穫の満足感にひたります。これで半年ほどは保存できます。私、個人的に、タマネギ大好きです。みじん切りタマネギ入りのすりおろしタマネギドレッシングを作り、オニオンスライスにかけて食べたりしています。最初のうち、多めにお届けするのは、けしてそのせいではなく、他の根菜がまだできないからです。もうすぐジャガイモ、人参も大きくなってきますので、もうしばらくお待ちください。
キャベツ

8月、9月の低日照が影響して、いつもの年より、できるのが、だいぶ遅くなりました。
最初にお届けするのは「初秋」という品種。丈夫でおいしいです。その後は、寒さに強い寒玉系の中からいろんな品種を作っています。葉っぱが縮れたサボイキャベツも植えましたが、生育がだいぶ遅れているので、ちゃんとできるか心配しています。
今年は最初、いつもより、青虫、夜盗虫の害虫が多くて困りましたが、その後、カエルやクモが、がんばってくれました。畑に行って、キャベツの葉のあちこちにカエルがいるのを見ると、思わず激励の言葉をかけてしまいます。例年より少し歩留まりは悪いですが、おかげで何とかキャベツができてきました。もちろん有機の場合、100パーセントは望めません。
まあ今より寒くなると、カエルもイモムシもお休み。後はキャベツを収穫するだけです。
キャベツは、そんなに寒さに強くないので、今からしばらくが秋の旬になります。





