カブ
赤カブと「はくれい」というサラダカブ、このところ毎年お届けしている定番です。
サラダカブは、なんといっても柔らかく、みずみずしく美味しいです。赤カブは、しっかりした肉質で、歯ごたえはありますが、噛みしめると濃いうまみを感じます。うまみは赤カブのほうが濃いと思います。
今年はそのほかに、フランスの伝統品種「マルトー」というカブと、「黄金カブ」というのを作ってみました。変わったものばかり作ってはいけないとは思うのですが、伝統品種の中には、驚くほど美味しいのがあったりして、おもしろいのです。
黄金カブはうまくできませんでしたが、マルトーは少しお届けすることができました。大根のように長い形で、けっこう甘味があり美味しいです。食感が、パリッとして大根ぽい気もします。
聖護院大根という、丸い形の大根も作っています。美味しい大根ですが、普通の大根より肉質が柔らかく、カブみたいです。
こうなると、かぶと大根って、いったいどう違うのかと思います。
両方とも、アブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜は、とても種類が多いです。
カブは、アブラナ科、アブラナ属で、ブロッコリー、キャベツ、みず菜、チンゲン菜などと同じ仲間です。大根は、ダイコン属です。カブと大根より、カブとキャベツのほうが近い親戚なのです。なんだか不思議です。でも花が咲くと、大根は、白や紫色の花で、黄色い花を咲かせるアブラナ属とはっきり区別できます。