晴れ間をねらっての稲刈り

ウーファーさんと慶二朗さんと

ウーファーさんと慶二朗さんと

ここにきて雨が多く、すっきりしない天気が続いていますが、ようやく稲刈りが始まりました。バインダーという機械で刈り取った稲の束を、田んぼの真ん中に組み立てたハザに掛けてゆきます。一年ぶりの作業ですが、刈ったばかりの稲の束を持ち上げると、まだ水分をたっぷり含んでいるせいもあって、ずっしりと重く感じます。でもその重さがうれしい。今年のお米は、良い出来のようです。

ハザに掛けた稲は、天候にもよりますが、1日1%くらい水分が減ってゆきます。その間、葉っぱから、最後の養分が送り込まれ、さらにモミの重さが数%増えます。おおよそ、10日から2週間ほどで水分15%くらいまで減ると、長期保存ができるようになるので、脱穀して、土蔵にしまいます。

お米は、一般には、いろんな理由で、玄米で保存流通するのですが、うちは、ただ土蔵に入れておくだけなので、モミのままで大丈夫。モミは温度、湿度を調節できるとても優れたカプセルなのです。

たくさんの面積を作ることはできませんが、今年はトノサマガエルが増えたとよろこび、赤トンボの羽化を愛でながら、納得いくよう栽培できるのは、直接お米を買って食べてくださる皆さんがいるからこそです。ありがたいです。

毎年お米をつくっていると、出来て当たり前のように感じてしまいますが、今年も、当たり前のように、お米が実ったことに感謝しなくては。いろいろ書いているうちに、プチプチした新米を早く食べたくなってきました。

 

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