そろそろ冬支度
冬をすぎ、畑の作物の生育がゆっくりになってきた。ほとんど止まったようになり、寒さに耐える姿勢になりつつある。こうなると人間のほうのペースも、自然とゆっくりになってくる。
朝など霜がなくなるまで収穫等できないのを良いことに、のんびりと仕事を始め、そして夕方も、最近は、4時くらいから少しずつ暗くなってきて、なんだか残業している気分になってくる。なにせアウトドアの仕事なので暗くなれば終業時間だ。
地面が凍りつく前に、もうひとがんばり、冬支度がいろいろあるのですが…
お届けしている野菜について
大根 いよいよ大根の季節になりました。大根の旬それはずばり冬です。日本のふゆに欠かせない大根ですが、とても優秀な野菜なのです。こんなに大きくなるのに、肥料はそんなにいらないのです。うちのは、今年は小さめなのですが、これは、種まき時期に雨がなく、まき遅れたためです。
先日、全部抜いて囲いました。寒さに備えて、ムロに入れたり、土に埋めるのです。今度からは、葉っぱを落した大根をお届けします。
長ネギ
松本一本ネギというのをお届けしています。長野県の松本あたりの地方野菜です。下仁田ネギも少しだけ作っています。こちらは、有名な群馬県は下仁田のネギです。どちらも伝統的な品種で、遺伝的にはごく近い品種です。どちらも柔らかく味が良いのが特徴で、畑に植えてある状態でも、やわらかいために葉がぼきぼき折れているので、すぐわかります。
今年のネギはちょっと細めです。いや、毎年ちょっと細目かもしれません。近所のお年寄りの手にかかると、一本が大人の手で握りきれないような、それは立派なネギができます。どうやって作るのでしょうか。うちのネギも味では負けないつもりですが、やはり鍋物に使うには、ある程度太いほうがおいしいですね。正直、ネギ作りがちょっと苦手なのですが、また来年、がんばって太らせてみます。
ネギは生命力の強い、寒さに強い野菜で、冬のきびしいこのあたりでは、とっても大事な冬の食料です。ネギと、デーコ(大根)と、ジャガイモと、お葉漬け(野沢菜漬)で長い冬を乗り切るのだ。(か)