みんなが幸せになりますように

また原発事故の話になりますが、私たちが今、享受している便利で贅沢な暮らしと引き換えに、子供たちの未来がおびやかされていると思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。若いころ読んだレイチェル・カーソンの「沈黙の春」の不気味な光景が現実になりつつある気がして、本当に暗い気持ちになる。怖いのは放射能だけでなく、農薬も、遺伝子組み換え作物も、携帯電話などから出る電磁波も、ごみの焼却によって出る有害物質も・・・数え上げるときりがない。私が長野に来た17年前と比べてみても、あちこち開発が進み、蝶が減り、蜂が減り、いろいろな異変を感じています。

たぶん“今”が子供たちに豊かな自然と、安心して暮らせる将来を残してあげられるかどうかの「最後の分かれ道」なのではないでしょうか。私たちもここ富士見町で農業を続けることができる幸せを噛みしめつつ、せめてもの恩返しとして、原発のない社会、豊かな自然を守るための活動をしてゆくつもりです。幸い有機農業をしている仲間は、環境問題や社会問題に関心が高く、黙っちゃいられないと精力的に活動している人が多くて心強いです。できるだけ多くの人々がつながって、良い世の中にしてゆければと願っています。(ひ)

 

家の近くにも道祖神があります

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