カブ
カブは、春と秋につくります。10日くらいずつずらしながら、それぞれ4回くらい種をまきます。トマトやナスなんかは、一度種をまけば、ずっと収穫できるのですが、
カブや、小松菜などの葉物類は、取れる期間が短く、あっという間に大きくなってしまうので、何回も種をまくのです。
畑で、週2回、カブを収穫するたびに、つまみ食いをします。引き抜いて、シャツのすそでふいて、ぱりっ。これが一番おいしいカブの食べ方です。そして、食べるたびに、少しずつ味が違うのです。若いうちは、甘みがないし、大きくなりすぎても味がおちる。畑によっても違うし、4回種をまくそれぞれも、やはり味が違う。大雨が降ると、水っぽくなったりする。ほんとうにおいしい時期は、短いのです。
ほんとうにおいしいカブは、柿のような味がする。目をつぶって食べると、柿と区別がつかない。ほんとです。(か)