2013年

おすすめ料理本

今回は私が家でよく見る野菜の料理本を紹介します。おたよりに載せるレシピもこれらの本から参考にすることが多いです。

①「料理の辞典」小林カツ代著 朝日新聞社

2448レシピも入っている、まさに料理の辞典。今はネットであらゆる料理が検索できますが、沢山ありすぎてどれがベストのレシピか迷ってしまいますよね。カツ代さんのレシピならまず間違いがないので、例えば「八宝菜ってどうやって作るんだっけ…」といったときには、ぱっと開いて参考にしています。分厚くて写真のない地味な本だけど、ぼろぼろになるくらい使い込んでいます。

②「野菜だけ?」「続野菜だけ?」大谷ゆみこ著 メタ・ブレーン

この本は家庭菜園をしている方や、野菜セットをとっている方のために作られた本です。例えば「大根が大量にあるんだけど料理がいつもワンパターンで…」などというとき、普通では思いつかないような意外な使い方がたくさん掲載されていて面白いです。「野菜だけ?」は野菜の種類ごと、「続~」のほうは料理方法別に書かれています。動物性のものは使っていないので、野菜そのものの美味しさをより引き出すことができる料理です。

③「いちばんかんたんな、野菜フリージングの本」浅倉ユキ著・河出書房新社

一度に野菜セットがどーんと来て、残ったのがだんだん傷んできて困る…という方にはとても重宝する本です。下ゆでせず、ただ切って冷凍庫に入れるだけの、とっても簡単な保存方法が紹介されています。冷凍野菜を使った料理もいたってシンプル。すべての野菜が冷凍保存向きというわけではありませんが、野菜をいつでも新鮮なまま、小出しに使えるのが便利です。この本も動物性のものは使っていません。

~まだまだ紹介したい本があるので、次回に続きます。(ひ)

ちょっとインテリっぽいナス君

ちょっとインテリっぽいナス君

カテゴリー
 

ジャガイモ

今年は、さやあかね 出島 アンデスレッド の3品種を作付しました。今、おもにお届けしているのは、真っ赤なアンデスレッドです。久しぶりに作りました。特徴は、とにかくホクホクしていること。新ジャガは、水分が多く、あまりホクホクしないので、早めにお届けするように粉質の強いのを作ってみました。その代わり煮崩れやすのですが、いかがでしょうか。アンデスのもうひとつの特徴は、とても丈夫なことです。同じホクホク系でも、男爵やキタアカリより、とっても作りやすいです。ピンク色のさやあかね、白い出島は、毎年作っている品種です。順にお届けしてゆきます。

ジャガイモの花 これは出島の花。 アンデスは真っ赤な花、ピンク色のさやあかねは、うすピンクの花が咲きます。

ジャガイモの花 これは出島の花。
アンデスは真っ赤な花、ピンク色のさやあかねは、うすピンクの花が咲きます。

IMGP1397

カテゴリー
 

大葉

IMGP1729

青しその上で休むキタテハ

野菜セットで大葉(青しそ)をお届けするのは初めてです。香りのあるものは好みが人それぞれとは思いますが、大葉、いかがでしょうか。

実は今まで、お届けできなかったのは、大葉の種をまいてもあまり芽が出なかったからです。種が発芽するとき、明るさが関係あります。暗くなくては芽が出ないものと、反対に明るくなくてはダメなものがありますは、大葉は、とりわけ明るいのが好きです。今回は、種をまいた後、まったく土をかけず、稲の育苗に使う、半透明のシルバーのシートをかけておいたところ、驚くほど芽が出て、大きく育ち、お届けの運びとなりました。うちでも、こんなに大葉を使うのは初めてかも知れません。夏の香りですね。

カテゴリー
 

夏の野菜セット

7月30日にお届けした野菜セット(大)の内容です。

リーフレタス、キュウリ、ズッキーニ、ナス、トマト、ミニトマト、とうもろこし、葉ねぎ、ピーマン、伏見甘長、インゲン、タマネギ、ジャガイモ、大葉の14種類です。ぴかぴかの夏野菜たちです。

IMGP1676

 

カテゴリー
 

自然とつながっている暮らし

農業を始めてから、仕事が嫌だなぁーと思ったことはほとんどありません。もちろん丹精込めて育てた野菜が、天候や害虫・害獣などでだめになってしまって、「今までの苦労は何だったんだ…」ってことや、クタクタに疲れて動けないことはしょっちゅうです。でも太陽の下で野菜のお世話をしたり、収穫したりするのは本当に楽しいんです。そして、畑でカエル、ミツバチ、テントウムシなどの虫たちに出会うとあいさつして、じっと観察するのも毎日の楽しみです。彼らは野菜の受粉を助けてくれたり、害虫を食べてくれたりと、私たちにとって大切なパートナーでもあります。

こうやって日々生長する作物を見ながら、自分たちが育てたお米や野菜をいただいていると、太陽・土・空気・水・動物・虫・雑草などすべてのもののおかげで、自分はこうして生きているんだなぁーと感謝の気持ちがわいてきます。だからこそ、放射能や化学物質、電磁波など自然を脅かすものははっきりNO!と言いたい。虫たちが生きられない環境は人間にも悪い影響があるはず。子や孫の代まで美しい自然を残すため、暮らし方を日々見直してゆくことが、今幸せに生かしてもらっているせめてもの恩返しだと思っています。.

Exif_JPEG_PICTURE
IMGP1601

カテゴリー
 

ピー太郎と伏見甘長

IMGP1659

ピー太郎は、そういう名前のピーマンです。苦くない、子供も大丈夫という売り文句にひかれ、作ってみました。肉厚でとんがった形です。ピーマンが苦手な、うちの娘に食べさせると、確かに普通のよりは、苦くないそうです。いかがでしょうか。赤く完熟させても美味しそうです。

伏見甘長は、去年まで作っていた、万願寺甘とうに変えて作ってみました。どちらも京野菜です。万願寺も美味しいのですが、大きくして種をはずして食べるので、ピーマンと似た感じになります。伏見甘長は、シシトウのように丸ごといただきます。

カテゴリー
 

トウモロコシ

IMGP1657

ここ何年か、トウモロコシの出来がよくありませんでした。一番の原因は、ハクビシンとタヌキです。そろそろ収穫という頃、必ず集団で現れ(夜ですが)あれこれ味見をしながら、一晩に数十本も召し上がります。お持ち帰りもしているようです。ネットをはって対抗するのですが、むこうのほうが一枚上手、ついに昨年途中、ぷつんと来て、電気柵を買いました。実を言うと、田んぼ用の大きなのと、モロコシ用のちいさなのと、二つ同時に買ってしまいました。写真のようにはっています。さわると、びしっと痛みが走ります。さすがに今のところ指をくわえて見ているようで、トウモロコシは無事です。

うひとつ悩みの種は、アワノメイガという蛾の幼虫です。これに対しては、受粉のすんだものから、おしべを切る作業を徹底しました。おしべ(先端の穂のところ)から幼虫が侵入するからです。このイモムシは、とっても元気で、おしべを切り落としただけでは、またせっせと茎を這い登り、トウモロコシにたどり着いてしまいます。ですから切った穂は袋に集めて、遠くに捨てます。

たとえばトマトなどと比べて、トウモロコシは基本的に丈夫な作物です。それでつい、手を抜きがちなのですが、そんなこんなで、今年は何とか収穫にこぎつけられそうです。

カテゴリー
 

日本ミツバチ

IMGP1584先週、ハチが少なくて、ズッキーニの受粉をハチの代わりに人間がしていると書きましたが、その後、ひとつうれしいことがあった。 去年から、近くの林に置いておいた巣箱に、野生の日本ミツバチが住み着いてくれたのだ。今、見に行くたびに数が増え、天気の良い日は、ぶんぶんと出たり入ったりして、せっせと蜜と花粉を運び込んでいる。見ているとなんだか楽しく、見飽きない。つい畑に行く途中「うちのハチ」を見るために寄り道してしまう。ハチにしてみれば、手ごろな木の穴に住み着いただけとは思うが。

畑のほうでは、相変わらずミツバチも、マルハナバチも,クマバチも、なんだかとても少ない。だから少しでもハチが増えてくればうれしい。蜜のおすそ分けも楽しみですが…。

カテゴリー
 

八ヶ岳の高山植物

梅雨の晴れ間をぬって、家族で八ヶ岳へ登ってきました。

私の隠れた趣味は登山と高山植物を見ることなんです。夫と子供たちを無理やり(?)誘って、日帰りの強行軍。

桜平を6時前に出発し、オーレン小屋から硫黄岳、横岳往復で、桜平に戻ってきたのが3時半ころ。小5の娘にはちょっときつかったかな。

稜線はガスがかかっていてあまり展望はよくなかったのですが、たくさんのお花に出会えてびっくり。はじめて見たツクモグサやチョウノスケソウに感動!!

名前違ってるかもしれないですが、たくさん写真を撮ったので見てください。

霧が晴れた一瞬を撮りました。
IMGP1539

ミツバオウレンIMGP1463
ミヤマキンバイIMGP1518
ツガザクラ

IMGP1529

コイワカガミIMGP1461

まだつぼみのコマクサIMGP1485

チョウノスケソウIMGP1506

キバナシャクナゲIMGP1512

コメバツガザクラIMGP1499

イワベンケイ
IMGP1523

ツクモグサIMGP1535

イワウメIMGP1495

ハクサンイチゲ
IMGP1496
オヤマノエンドウIMGP1491

ミネズオウIMGP1481

ウルップソウIMGP1505

最後にオーレン小屋で買ったオコジョのバッヂIMGP1545

本当は泊まりでゆっくり歩きたいのですが、仕事で無理なんです。でも家から近いところにこんなすばらしいところがあるなんて、贅沢ですね。

カテゴリー
 

今年もようやく野菜セットをお届けできるようになりました

IMGP1428

美味しくて、皆さまの健康に貢献できる野菜をお届けしてゆきたいと思います。よろしくお願いします。

昨年まで、しばらく、細かく畑や田んぼの土壌検査を行い、足りない肥料を投入してきました。日本のように雨の多いところは、基本的に微量なミネラル類などが流されて、不足しがちです。土のミネラル不足は、人の健康に直結です。しかしこのところ、土壌検査の結果も落ち着いてきたようなので、今年は、やや方針を変え、イネ科やマメ科の緑肥を増やしました。今、畑のあちこちが緑のじゅうたんです。目指すのは、土の中も外も、生き物がいっぱいの畑です。

カテゴリー