ここ、標高約千メートルの我が家のあたりでは、春はとてもあわただしく、あっという間に季節がすすんでゆきます。今年は春先やや寒い日が続いたのですが、暖かくなりはじめたと思ったら、梅と桜が同時に咲き、ツバメも南の国からやってきて巣づくりに飛び回っています。
農作業のほうも、春先はにわかに大忙しになります。最近は朝、空が明るくなれば(5時ころ)起きて、暗くなれば寝る(とはいっても10時ころ)という生活。起きるとまず、苗の様子が気になるの で、ビニールハウスへ行きます。ハウスの中はいろんな苗でいっぱいです。夜間苗の保温のためにかけておいたマットを取り、川につないだポンプをまわして水をかけます。温度管理と水のやりかげんがとてもむずかしいのですが、日一日と生長してゆく苗を見るのはとても楽しみです。ちなみに苗の名前をあげれば、トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、ししとう、パプリカ、とうがらし、きゅうり、かぼちゃ、ズッキーニ、ゴーヤ、ゆうがお、キャベツ、レタス、ブロッコリー、サラダ菜、セロリ、水菜、チンゲンサイ、ルバーブなど。それから、ムスクラン(数種類の香草がまざったもので、摘み取ってサラダに使う)というのを試作中です。畑はトラクターで耕し、肥料をまいて、順番に苗を定植してゆきます。田んぼは田植えの準備中。苗代の苗もすくすく育っています。さらに、ビニールハウスを新たに2棟建てている最中です。
今年から両親にも手伝ってもらえるようになり、畑に十分手をかけて気持ちよく野菜作りができるようになると思います。3歳の長男も父のあとをついてまわり、一人前にお手伝いしたつもりでいます。そんなわけで、去年よりたくさんの種類の野菜を、おいしく食べていただけるようがんばっています。今年もよろしくお願いいたします。
いよいよ寒くなってきました。朝、温度計を見るとマイナス5、6度になっています。まだ雪にはなりませんが、一面真っ白な霜です。ほうれん草やターサイがぺったりと地面にはりついて寒さに耐えています。特にターサイはまるで座布団のよう。初めて見た方は、これは何?とビックリされるのではないでしょうか。夏にターサイを作ると、まったく違う小松菜のような立った形になります。同じタネからできたものとは思えません。味と栄養はもちろん、冬のほうが上。ターサイ、小松菜、ほうれん草などの菜っ葉は寒さにあたってこその野菜です。今年の菜園たよりは今回でおしまいです。今年も一年ありがとうございました。
我が家はみんな小麦が好きです。1日1回はめん類が食べたい。長いものなら何でも大好き。しかも別腹。パン、お好み焼き、お焼きも大好き。手打ちで作るほうとうは、寒い冬には欠かせない料理です。
ぼつぼつ薪ストーブを焚き始めました。このところ暖かい日が続き、このあたりでも10月20日を過ぎて、まだ初霜が降りていません。といっているうち、すぐにガツンと来るはずですが…。畑仕事もようやく一段落といったところです。仕事がはかどったというのではなく、寒さで雑草の生長が止まり、来年まで草取りおよび草刈り作業をしなくてもよくなったというわけです。ただし、草ボーボーにしてしまった畑は、また来年こぼれた種から何百倍にもなって草が生えてきます。
今年の秋冬野菜は不作です。ほそかわ農園として野菜を作り始めて今年で7年目になるのですが、最もできが悪い。 がっかりです。けれどもこれは天候のせいではありません。管理不十分。手が回らず。自分のせいです。
○ 今年は8月の少雨がたたって、秋の葉物は今ひとつです。そのかわりというか、 カボチャが例年になく豊作で、軽トラック3台分も収穫できました。
トマトは出荷できないキズものが出やすい野菜です。えき病やウイルス病といっ た病気にかかりやすいし、雨が降ると皮がはじけて、すぐひび割れができてしまう。 また、ヨトウムシやタバコガなどのイモムシにねらわれやすい。ナスやピーマンなど はあまり食われないのに。生で食べるにはやはりトマトのほうがおいしいのだろう か。
夏の畑仕事といえば、いろんな実物の収穫です。キュウリ、ズッキーニ、ナス、 ピーマン、トマト、いんげん…。なるべく涼しい時に取ったほうがよいので、朝起き るとまず収穫だ。特にキュウリとズッキーニは毎日取らないと大きくなりすぎてしま う。なかに、ほんの少し小さくて、取ろうかどうしようかと迷うのがあります。次の 日になるともう大きすぎ。皆さんにお届けするキュウリも時々ちょっと大きなのが 入っていると思います。葉っぱの陰になっていたりして、うっかり見落としてしまう と、それは立派な姿になります。毎年必ずヘチマのようなのが発見されます。