秋冬野菜の言いわけ
今年の秋冬野菜は不作です。ほそかわ農園として野菜を作り始めて今年で7年目になるのですが、最もできが悪い。 がっかりです。けれどもこれは天候のせいではありません。管理不十分。手が回らず。自分のせいです。
キャベツは苗を畑に植えるのが遅れました。10日くらい遅れてしまったでしょうか。もういけません。 ケールのように葉っぱが広がったままで、青々としてとっても元気そうなのですが、丸く結球してくれないのです。 カブや大根、白菜も遅れそうです。それから長ネギ。長ネギは草に弱い。トウモロコシなんかは草には強く、 背が高くなるし肥料をすう力も強く、草だらけにしておいても、雑草に負けじとぐんぐん大きくなり、けっこう収穫できる。 大豆やジャガイモなんかも、最初何回か草取りをしてあげれば、次第に葉がしげってきて光をさえぎり、 ある程度大きくなればもう草は生えてこない。ところがネギはいくら大きくなっても、あのとおり棒のような姿なので、 最後まで草に勝つということがないのです。そして日照りには強いかわりに雨はキライなので、 草だらけの中に放っておくとヒョロヒョロになり、次には溶けてなくなってしまう。本当に今年はいけませんでした。
近所の百姓のとしょーり(ご老人)が何げなく、かつゆっくりと、しかし確実に 行っている作業のすべてがひとつの技術なのだとあらためて思うこのごろです。