エコライフ

cimg2199.jpg○地球の温暖化などで、これからますます暮らしにくい世の中になるといわれている。今の子供たちが大人になる頃はいったいどうなっているのだろう…時々ばく然とした不安に襲われる。個人の力ではどうにもならないかもしれないが、自分たちでできることはないだろうか。そこで、昨年地域の有志で「わいわいエコライフの会」というのを立ち上げ、自分も仲間に入れてもらった。今まで、生ゴミを出さないマクロビオティックお料理教室、あったか靴下の手編み教室、家庭でのゴミダイエット実験、天ぷら油リサイクルの見学などの活動をしてきました。会のメンバーは、小さな子供をお持ちのお母さんが中心で、同じ気持ちを持った方々に出会えたことがうれしく、とても心強い。
○その会で昨年、「家庭でできる生ゴミ堆肥」の見学会があった。“生ゴミ食いしん坊”という堆肥化微生物資材を開発された宮坂さんという方の事務所で、実際生ゴミを堆肥化しているところを見せていただいた。その黒い土のような“食いしん坊”をコンポストに入れて、生ゴミと混ぜるだけであーら不思議、匂いはほとんどなく、上質の堆肥になってくれるという。また、ビニールハウス内で同じように堆肥化すると、太陽熱で冬でも生ゴミを分解してくれるそうだ。
○わが家では今まで家庭の生ゴミは、コンポストの中にただドサッと入れて蓋をしただけだったので、すさまじい悪臭に悩まされていた。早速今年の春、庭の隅に2坪くらいの生ゴミ堆肥用のミニハウスを作った。その中に“食いしん坊”と生ゴミ、米ぬか、モミガラなどを入れて混ぜる。何日かすると醗酵熱でほかほか湯気がでてきて、触るとじんわり温かい。生ゴミたちが気持ちよく土に返ってゆくのが実感できる。水分調整が少し難しいが、醗酵するものを扱うのは生き物を育てているようで楽しい。
○もし、日本中の生ゴミが焼却されずに堆肥となって畑に戻され、循環し続ければすばらしいのにな。いくつかの自治体では、すでにそういう取り組みをしているそうです。