サツマイモ

cimg1343.jpgサツマイモといえば、暖かいところが産地ですね。ここは標高1000mの高冷地。この辺じゃうまいサツマイモはできないよと言われ、そういうものかと最初のころは作っていませんでした。ところがあるとき、近所のおばあさんに自家製の干芋をもらい、そのおいしさにびっくり。これはぜひ作らなくては、となったのです。
 たしかに、高冷地ゆえ栽培できる期間が限定されます。6月1週めに苗を植えるのですが、これより早いと寒すぎるし、遅いと大きくならない。そして、10月半ば前には、全部掘らなくてはならない。霜に当てるのは禁物なのだ。こんな条件ゆえ、収量は、おそらく暖かい地方とは勝負にならないだろうが、味はけっこういけます。
 サツマイモは、掘り取ってすぐよりも、しばらく貯蔵しておくと、糖化酵素が働いてデンプンが糖化し、甘味が増します。特にこの辺は寒いせいか、甘くなるのが早いようです。ただ、そのぶん冬中保存するのはむずかしいのですが。11,12月のサツマイモ、ネットリとして甘くて最高です。