野菜の保存

たくあん用の大根と赤カブを干しているところ

たくあん用の大根と赤カブを干しているところ

夫が大収穫の話を書きましたが、ここのような高冷地では、これからはいかに野菜を凍らさせず、うまく貯蔵するかにとても神経を使います。あと、保存食としてたくわん、野沢菜などのお漬物、青トマトのピクルスを作ります。他に干し柿と干し芋はおやつ用の保存食。4月まで畑に何もなくても、貯蔵野菜とお漬物で野菜を買わずに暮らします。
 もちろん、スーパーでいくらでも安く野菜を買えるわけですが、昔の農家のような食事も楽しいし、何より作った野菜を無駄にしたくないからです。キャベツや白菜も新聞紙にくるんで凍らないよう保存しておくと、年を越しても十分おいしくいただけます。しわしわになった春先のジャガイモは信じられないほど甘くなっています。また、保存したサツマイモを使った焼き芋はねっとりとしていて、まるでスイートポテトのようです。冬の間は時間があるので、家にある野菜を使ってゆっくり料理を楽しむことができて、むしろ豊かな食卓になっているかも。
 このように寒い地方で暮らす人たちは、きっと冬に備えてたくさん貯めこんでおかなくては不安だったんでしょうね。たくさん漬けたお漬物が食べ切れなくて、結局捨ててしまうという話はよく聞くし、うちでも時々やってしまいます。あんまり欲張りすぎてもいけないですね。

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