豆の魅力

cimg2075.jpg○「まめに仕事をする」など、手間を惜しまないことに「まめ」という言葉が使われるが、語源は「豆」からきているのだろうか。最近、豆の収穫作業が続いていて、さやを一つ一つ手でむしり取る作業がとても時間がかかるので、ふとそんな疑問がわいてきた。今年も小豆、大豆、花豆、インゲン豆など、いろんな豆を作った。こうして収穫した豆は、まずハウスの中に広げ、からからになるまで乾燥させる。そして棒でたたいてさやから豆を取り出し、ごみを除いて、さらに悪い豆を手選別してようやくお届けできる状態となる。まさに「まめ」でないとできない、根気のいる仕事だ。
○こんなに面倒なのに、やっぱり毎年いろいろ作ってしまうのは、豆って保存性が高く、栄養があって、おいしくて、見た目もかわいいからです。ゆでたての大豆をつまみ食いすると、栗のように甘くてホクホクしたおいしさが、口いっぱいに広がる。収穫した豆を小さなびんに入れて並べて飾ると、その美しさにうっとりしてしまう。また、地域によって代々受け継がれた豆があって、様々な色、形、模様をしている。「パンダ豆」、「まんずなる」、「ぺちゃ豆」などという名前もユニーク。そういったのを道の駅などで見つけるのも楽しい。小さいけれど豆には魅力がいっぱい詰まっている。今年も12月にいくつかお豆をお届けする予定です。面倒と思わず、ぜひまめにお料理してください。(ひ)