白菜

白菜白菜の苗を植えると、しばらくは葉っぱを横に広げ太陽の光をあびて、びのびと育っている。しばらくしてだいぶ大きくなったころ、急に姿が変わってくる。中心の生長点から次々に出る葉が、もう横に広がろうとはせず、上を向いたままだ。その内側から、また次々に葉が出てくる。しだいにぎっしりと重なってきて、丸々と太り、ついに畑に白菜が出現するのだ。
 こんなふうに結球してくれるおかげで、白菜は日持ちがする。わが家では、11月に収穫し貯蔵したものを、3月まで食べている。こんな葉物野菜は他にない。それに、色の濃い青物のほうが栄養があるとは言いますが、あの軟白された芯のほう、やわらかくておいしいですよね。白菜、偉大です。