2013年

子供部屋を作る

先日、サンルームが完成したので、今度は奥の部屋を子供部屋にリフォームしています。

12畳半の部屋を仕切って、息子と娘の部屋を作ります。

まずは畳をはがして、直角に桟をわたしてゆきます。

その間に板を張るので、水平になるよう厚みを調節した小さな木切れを打ち付けてゆきます。

床下の部分に羊毛の断熱材を敷きこみます。

その上から床板を張ってゆきます。

これから農作業が忙しくなるので、床板張りしたところで、秋まで部屋作りは中断です。まだ、壁を作ったり、天井を低くしたり(寒さ対策)、ドアを取り付けたりしなければなりません。

子供たちもせっせと釘打ちなどのお手伝いをします。こうやって手伝いながら、自分たちの部屋ができてゆく過程を見られるって、とってもいい経験になることでしょう。

しかし息子は今、中学2年生。早く完成してやんなきゃいけないんですけど・・・。

カテゴリー
 

菜の花ざんまい

今、畑は菜の花がたくさん。去年種まきして出荷していた小松菜が冬越ししたものです。


他に収穫できるものがないので、毎日毎食菜の花ばかりいただいています。おひたしはもちろん、炒め物、鍋に入れたり、菜の花ギョーザ、菜の花のパスタ・・・などなど。
そして、今日初めてクックパッドにレシピを投稿してみました。よかったら作ってみてくださいね。

Cpicon 菜の花とポテトのサラダ by 菜園たより

カテゴリー
 

味噌を仕込む

前回の続きです。

できた麹に塩をよく混ぜ合わせます。

大なべで大豆を煮ます。指で簡単につぶれるくらい柔らかくなるまで、半日かけてぐつぐつと。豆をつまみ食いすると、栗のように甘くておいしいんです!

煮豆を味噌つぶし器でつぶしてゆきます。ひたすらぐるぐるとハンドルを回します。大量なので、子供たちが手伝ってくれて大助かり。


先ほどの塩切り麹とつぶした豆を均一になるまで、よくよく混ぜ合わせます。


桶に空気が入らないよう、きっちり詰めて味噌蔵の中で1年以上貯蔵しておきます。今は薄いベージュ色をしていますが、だんだんと熟成されて、茶色が濃くなり、塩気もまろやかに、うまみも香りも出てきます。

わが家の朝は必ずご飯と味噌汁にしています。他にも味噌のほうとうや、キュウリにつけたりとか、食卓に味噌料理がよく登場するので、味噌のストックがたくさんあると安心なのです。

カテゴリー
 

麹を作る

毎年3月に味噌を仕込みます。まずは麹を作ることからはじめます。

せいろで蒸したお米をたらいに広げて40度くらいまで冷まします。玄米を少しだけ精米したお米を使っています。

これは種麹。「もやし」というんだそうです。お米に均一に混ぜ込みます。これを3日間くらい温度管理をしながらお世話すると、お米の中まで麹菌が回ってきて白っぽくなり、麹が出来上がります。

昼も夜も時々様子を見て、温度が低ければ電気毛布にくるんだり、温度が上がりすぎれば広げたりします。赤ちゃんと同じで手がかかるけど、かわいいんです。だんだんと、麹特有の華やかな香りが漂ってきます。このうっとりするような香りに包まれる幸せは、麹を作る人の特権かも。 

カテゴリー
 

脱原発パレードに参加

昨日は3月11日。北杜市で行われた脱原発パレードに参加しました。

こうやって、同じ思いを持った方々と集まれる機会があることが、とても心強く、感謝しています。


平日にもかかわらず、約120人が参加。それぞれの思いのこもったプラカードを掲げながら、3キロほどの距離を1時間少しかけて歩きました。


こんな人も登場。わらぞうりで歩いていたので大変そうでしたが、すごくインパクトがありました。


お天気もよく、八ヶ岳や南アルプス、富士山を眺めながらのパレードでした。

原発のこと、環境のこと、子供たちの未来のことなど、歩きながらあれこれ考えることができました。
日々の暮らしで忘れてしまいがちですが、今もなお被害に苦しんでいる方々がたくさんおられることを忘れないでいたい。
一人の力はとても小さいけれど、多くの仲間を増やして少しでもよい世の中に変えていくことを願っています。

カテゴリー
 

乾物大好き

大根がたくさん残っているので、寒干し大根を作ってみました。

輪切りにした大根を30分ほど茹で、ザルの上で干しています。夜凍って、昼間溶けて、を繰り返しながら乾燥させます。寒中に作るのがおいしくなる秘訣です。

1週間ほどでこんなに小さくなりました。からからになるまでもうひと干しかな。切干大根よりも甘くて、お日様のいい香り。そのままかじってもおいしいんです。

こちらは干したけのこ。昨年ゆでたたけのこを薄く切り、干して保存しておいたもの。

こちらは干しわらび。昨年いただいたわらびを乾燥させて保存。


干し大根、たけのこ、わらびを使った、乾物の煮物。子供たちも気に入ってたくさん食べていました。
ここでは5月ころまで畑に野菜がないので、乾物がとても重宝します。

カテゴリー
 

サンルーム完成 !

一昨年の秋から作り始めたサンルームがようやく完成しました。
ご近所の大工のEさんにいろいろご指導と少しお手伝いをしていただき、夫が建てました。

うちの家は、2月に入るとほとんど日が差し込まなくて、すごく寒いんです。だから、お日様の熱を取り入れられる暖かいサンルームが長年の夢でした。


家の中より暖かくなるのは、晴れた日の朝の9時すぎから夕方3時ころまででしょうか。

日中でも電気をつけないと暗い部屋で暮らしているので、この明るさは驚きです。


ぽかぽかで気持ち良すぎて、ここから動けなくなるのが困ってしまいます。優雅にロッキングチェアーで編み物しています。

カテゴリー
 

玄関の戸

夫が玄関の戸を新しく作りかえてくれました。

これはbeforeの写真


ちょっとモダンな感じになりました。うちは築約150年の古民家なので、昔の持ち味を生かしつつも家の中はいろいろと手が入っています。

今はサンルームを制作中。冬の間、夫は薪を集めたり大工仕事をしたりしています。これが完成すると晴れの日は冬もぽかぽかのはず・・・楽しみです。

カテゴリー
 

本の紹介

このたび「農家かあさんのおいしい365日」(塩沢槙 著・淡交社)という本が発売されました。
いろんな野菜、果物、卵など、全国の農家を取材して、それらのこだわった作り方や作物に込められた思い、農家の暮らしぶりなどが綴られています。そして農家ならではの意外なレシピ・おいしいレシピもたくさん掲載されています。

その中の”細川さんのにんじんと大根” というテーマで10ページほど掲載していただいています。

作者の塩沢さんが取材に見えたのは11月半ばころ。畑はもう終わりかけの時期だったので、野菜の写真がどうかなと不安でした。
畑を数か所回って写真を撮り、料理を5品作って撮影、話をしながら録音、と塩沢さんも私も超ハードな一日。
でも、段取りよくてきぱきこなされる彼女の仕事ぶりを見て、さすがプロだなあ~と感心しました。足手まといにならないように必死で料理を作り、カメラの前で作り笑いを浮かべる私・・・。取り留めのない私の話を、語ったような文章にうまくまとめられていて、写真もとても美しくてびっくり。ちなみにレシピは、うちの野菜を買って下さっているお客様から教えていただいたものが多いです。

他の方々のところも、作物を作る情熱や農家の厳しくも豊かな暮らしぶりなどが、ひしひしと伝わってきて、とても興味深いです。自分のところは少し恥ずかしいのですが、ぜひ手にとってごらんいただければうれしいです。

カテゴリー
 

醤油しぼり

冬の大事な仕事は、お醤油をしぼることと、お醤油の仕込み、味噌の仕込みです。
昨日はお醤油しぼりをしました。お友達も2名応援に駆けつけてくれました。

仕込んだ後、時々かき混ぜながら2年間樽でじっくり熟成させておいたものを搾ります。


もろみを約60度まで温めます。こうすると搾りやすくなります。

酒袋に温めたもろみを少しずつ小分けにして入れてゆきます。

上から重しをかけて搾ります。この搾る道具は「ふね」といいます。

搾っただけの「生醤油」を少しとっておいて、後は保存性を高めるために80度まで温める作業、「火入れ」をします。

ビール瓶につめて栓をして出来上がりです。今年は大豆半斗、小麦半斗の醤油麹から、約7.5升搾れました。
早速夕飯に手打ちうどんを作って、生醤油を回しかけていただきました。ほんのり甘くて旨みのいっぱい詰まったお醤油です。
この搾りかすに塩水を混ぜて1ヶ月くらいおいてから、もう一度搾ります。これは2番醤油と言って、煮物などに使います。

カテゴリー