2015年

田んぼに感謝!

今回は、田んぼのプレゼンをお聞きいただきたいと思います。
 ほそかわ農園では、数十種類の野菜とお米その他の穀物を農薬等使わずに栽培していますが、有機無農薬で、一番作りやすいのがお米です。それは、稲が日本の気候にあっていることと、田んぼ自体が、すごいシステムだからです。
 田んぼのいいところは、まず、持続可能性が高いこと。毎年同じ場所で、何十年でも、いや何百年でも稲を育て続けられます。おかぼと言って、畑でも稲を育てることは出来ますが、そうすると連作障害が出るそうです。
それから、単位面積当たりの収量が高いこと。もしお米でなく麦を栽培していたなら田んぼよりも広い面積が必要、向こうの丘までずっと麦畑になってたかも。もし羊を飼ってみんなが生活するとしたら、はるか山の上まで羊だらけになるはず・・・極端な話ですが。
 また、田んぼには水が不可欠なので、川と、川の流れのもとである山がとても大切です。昔から山や林が大切に手入れされてきた理由の一つです。田んぼと山はセットなのです。
 田んぼがあって、その向こうに緑の山が見える、そんな当たり前すぎる風景があるのも、田んぼでお米を作っているからこそ、です。
 まだあります。田んぼは生き物の宝庫です。昆虫や、魚類、無数の小さな生き物を育て、希少な渡り鳥の生息地になったり、鯉やフナを育てたり、合鴨農法もあります。 
 多面的機能と言われてもなんだかよくわからないですが、田んぼってほんとにすごいんです。
でも、農家の高齢化や、米の値段の安さに、うちの周りの田んぼも耕作を止めるところが目立ちます。皆さんにも、日本の田んぼ自体のサポーターにもなってもらえたらうれしいです。
 今年も何とか新米の収穫を迎えることができました。田んぼに感謝。IMGP4980
もち米を干しているところ。稲が長くて重いです。

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セロリアック

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この野菜、何だと思いますか?これは「根セロリ」または「セロリアック」と言って、根っこの部分を食べるセロリです。茎の部分は堅くて食用には向きません。 セロリのさわやかな香りがあり、クセは少なくて食べやすいです。昨年試作しに作ってみたら美味しかったので、今年は多めに作りました。
皮は堅いので、厚めに剝いて使ってください。セロリの香りが苦手な方は、素揚げしたり、細切りにしてかき揚げなどがおすすめです。

  •  根セロリのサラダ

皮を剝いて千切りにした根セロリを、ドレッシングやマヨネーズで和える。いろんなサラダに加えても美味しいです。

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  • 根セロリとジャガイモのスープ

皮を剝いて乱切りにした根セロリとジャガイモを、柔らかくなるまで茹でる。①を茹で汁ごとミキサーにかける。鍋に戻し、火にかけ、豆乳(牛乳)で伸ばす。お好みでスープストック(ブイヨン)を入れる。塩コショウで味を整える。

  • 根セロリのきんぴら
     根セロリは皮を剝いて太めの千切りにする。フライパンに油を熱し、セロリを入れて炒める。醤油とみりんを回しかける。

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クッキングトマト

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今年初めて栽培してみました。普通のトマトとどう違うのかというと、普段私たちが食べているのが「ピンク系」、クッキングは「赤系」と大きく分けられるそうです。世界的に見ると赤系の栽培が圧倒的に多いようです。日本のピンク系トマトの美味しさは、たぶん世界一だと思いますが、ピンク系は、生で食べないともったいないトマト、赤系は、火を通して食べないともったいないトマト、と言われています。加熱したものを試食するとほとんどの人が「赤系」の方が美味しいというそうです。

今年作ったのは、「なつのこま」と「しゅほう」という品種せす。どちらも、芯どまりといって、丸くブッシュ状になるタイプです。今年は雨が多く、トマトにはちょっとつらい気候でした。来年以降、より上手な栽培方法と、より美味しい品種を探してゆきたいです。

 

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イスラエルのウーファーさん

イスラエルの料理「シャクシュカ」です。とてもおいしいよ!

イスラエルの料理「シャクシュカ」です。とてもおいしいよ!

8月いっぱい、イスラエルからのウーファーさんが来ています。22歳の明るくて、とてもチャーミングな女性です。彼女は日本語がまったく話せません。私たちの超ブロークン英語でも彼女は察してくれるので、何とかコミュニケーションとっています。いつも私たちが「何だっけ、何だっけ?」を連発しているので、「ワット イズ ナンダッケ?」と質問される始末・・・。

そんな賢くてかわいい彼女ですが、実は3年間の兵役が明けて旅行に来ているんです。イスラエルは女性も兵役の義務があるなんて驚きです。「かわいそうだからお肉は食べたくない」と言っている彼女が、人を殺す訓練をさせられるなんて、本当に辛かったことと思います。

わが家には、いろんな国の人が見えますが、みんなとてもいい方ばかりです。ヘイトスピーチなんて最近言われますが、日本人だって良い人も悪い人もいるんだし、何も知らないで他の国の人たちを憎むなんてばかげてる。戦争で金儲けしたい人が仕向けたとしか思えません。世界中の人たちはみんな同じ仲間なんだと、子供たちに教えたいです。

日本でもこのままでは、将来徴兵の義務が課せられるようになるかもしれません。自分たちの娘や息子が人を殺したり殺されたりなんてことになったら・・・。今、ひとりひとりが声を上げないと取り返しのつかないことになるでしょう。

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お届けしている野菜

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ピーマンは、「あきの」という品種をいつも作っていますが、その他は、なぜか毎年いろんな品種を作ってしまいます。今年作っているのは・・・

「ブスタゴールドピーマン」 黄色いピーマン。「たねの森」という固定種や伝統品種を扱っている小さな種屋さんで種を購入。彩りはきれいだと思います。ちょっと皮がかたく感じます。肉質がしっかりしているので、赤く熟すまで置いておいても良いかも。

「ひもとうがらし」 細長ーい形。奈良の伝統野菜で、とうがらしと、ししとうの中間のものだそうです。程よい辛さがあります。辛い物好きの人には物足りないかもしれませんが、この、程よいというのがなかなかなくて貴重です。

「伏見甘長とうがらし」 京野菜です。ここ何年か作っています。「甘とう」と言いながら、中にとてもからいのが混じってしまうことがあります。ししとうには、唐辛子の遺伝子があり、条件によって辛味がでてしまいます。暑い夏に多い気がします。あたってしま方にはもうしわけありません。

「ぼたんこしょう」 ピーマン型ののとうがらし。信州の北のほうの伝統野菜。個体差があるが、辛いのは料理しているだけでむせるほど辛いです。でもクセになる美味しさ。

辛いのが好きで、食べてみたい方は野菜セットにお入れしますので、ご連絡ください。

これからお届けする野菜

もうしばらく、定番の夏野菜が続きます。8月の下旬が、ナスやピーマン、トマトなど果菜類が、最もたくさん採れる時期です。8月後半からお届けする予定だった、一回目のレタスは、暑さのため枯れてしまいましたが、9月前半から、まずリーフレタスを、その後いろんな種類のレタスをお届けしてゆきます。9月の後半から、小松菜、チンゲンサイ、みぶ菜、ルッコラ、葉大根など葉物類がぼつぼつ出てきます。根菜では、秋の人参、サツマイモも、9月下旬には採れます。ニンジンは、なんと言っても秋のほうが美味しいです。

初めての挑戦のセロリアック(根セロリ)も大きくなってきました。どうぞお楽しみに。

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8月21日の野菜セット(大)

ひと雨降って、こちらは少しすずしくなりました。
畑にまいた大根の芽が出てきました。からからの畑で絶えていたキャベツやブロッコリーが息を吹き返しました。虫に食われていないかチェックが欠かせません。
しましまなすは「リスターダ・デ・ガンジア」という名前です。

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キュウリ 「バテシラズ」という品種です。
トマト    おなじみ「麗夏」
カボチャ    「坊ちゃんかぼちゃ」
とうもろこし 作付の谷間で、少しです。
ナス
ズッキーニ
しましまなす スペインの伝統品種。米ナス同じように、ソテー、田楽などに。とげにご注意ください。

枝豆     「あじわい」という品種。初物です。
インゲン    「まんずなる」という品種。今日は少し多めにお届けしています。
ミニトマト  「アイコ」 沢山採れました。
伏見甘長  京野菜  シシトウと同じようにお使いください。
ピーマン  黄色いのは、「ブスタゴールドピーマン」という品種。マイルドな味わい。
ねぎ

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作業の日

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  8月2日、セット野菜をお届けしている4家族10名が参加してくださいました。
 畑の見学をしながら、ブルーベリー、ミニトマトの収穫。畑でもいでトマトやブルーベリーをほおばるのは、家で食べるのよりずっと美味しく感じられるのが不思議です。
 その後はかまどでご飯を炊いて、夏野菜のカレーを作りました。子供たちはパン生地を伸ばして、ナンを焼きました。うちの野菜だけを使ったシンプルなカレー、ふっくら炊けたご飯、ぷっくりふくらんでちょっとこげ目のついたナン。何てことないメニューだけど、みんなで作ればご馳走です。そして、楽しくおしゃべりしながらいただきました。
 炎天下の中、参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

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これからお届けする野菜

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農薬を使わずに作物を育てていて、野菜が棒気になったり、調子が悪くなってしまうと、もう人ができる事はあまりありません。見ているしかないことが多いのです。これはけっこうストレスです。反対に、元気に育っているのは、美しいし、見ているだけでほんとに気持ちいい。今、いちばん元気なのは、暑いの大好きな、田んぼの稲とナスです。稲は穂が出てきました。

  8月、しばらくは、今日お届けしたような定番の夏野菜が続きます。トマトは、土が乾いてくると、一段と甘味が増してきます。トウモロコシは、普通、一本の「木」から一本しか取れないので、何回にも種まきしたものを順に収穫してゆきます。ですから、そのときによって、一粒一粒の実が大きめのときと、小さめのときがあります。また、アワノメイガというトウモロコシが大好きな虫がいて、夏から秋にかけて増えてゆきます。先端が切ってあるのは、そこだけその虫がかじってしまったものです。
試作したスペインの美しいナス(写真上)も、大きくなってきました。少しお届けできるかもしれません。クッキングトマト(写真下)、炎天下収穫中です。トマトピューレたくさんできそうです。その他には、ちいさい坊ちゃんかぼちゃ、枝豆がもう少しでできてきます。8月下旬からは、レタス類が出てきます。 

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7月21日の野菜セット(大)

梅雨明けと共に暑い毎日です。今畑で一番元気なのは、ナスと、田んぼの稲です。
大玉トマト発出荷です。ナスももう少しです。
レタスは、暑すぎて、8月下旬までお休みです。大根や、葉物類も次は秋になります。

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キュウリ      「バテシラズ」という品種です。

トマト     おなじみ「麗夏」初出荷
葉ネギ    

とうもろこし    初物です。
ナス

人参

インゲン 「まんずなる」という品種。取れ始めは特にやわらかいです。

ズッキーニ
タマネギ

ミニトマト
ジャガイモ 「アンデスレッド」まだ大きくなる途中の新ジャガ。そのわりには、ほくほくしてます。

ピーマン
ニンニク

大葉

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7月15日、かぼちゃ畑と苗の様子

強い日差しを浴びて、かぼちゃがすくすくと育っています。
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こちらは種を食べるカボチャの「ストライプペポ」。これからまだまだ大きくなります。

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「伯爵」。保存用のかぼちゃです。

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8月には美味しく食べられる、小ぶりの「坊ちゃんかぼちゃ」。

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こちらは「サニーレタス」の苗。

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「ロシアンケール」の苗。葉っぱと茎に細かい毛がついていて、野生的な姿をしています。「ケール」は青汁のイメージですが、炒め物やサラダに、甘味があって美味しい野菜です。

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