寒さに強い野菜

いよいよ寒くなってきた。いろんな野菜を次々収穫し、貯蔵し、畑のほうはすっかり寂しくなってきた。このあたりでは畑でそのまま冬を越すことのできる野菜は少ない。何せ寒いのだ。 ただ、ネギの仲間だけは苗のまま畑で冬を越す。タマネギは10月に苗を植える。今、エンピツより少し細いくらいで、ひょろりと立っている。何だかたよりない。 よくこんなものが冬を乗り越えると感心してしまう。マイナス15℃にはなるのだ。もっともこの辺はタマネギ栽培には寒すぎて適地とはいえない。 年によってはかなり枯れてなくなってしまうことがある。今年は暖冬との予報が出ているようだし、なんとか春までがんばってほしいのだが。
長ネギはタマネギより寒さに強い。しかし今年は、種まきの時なかなか雨が降らず、発芽が遅れたため、いつもより苗が小さめだ。大きすぎても春先トウが立つが、 小さすぎると寒さに負ける。根が浮きあがって枯れてしまうことがある。根元にモミガラを厚めにかけておく。何だか無責任みたいだが、あとは何とかがんばってもらうしかない。
ニンニクは寒くてもへっちゃらだ。9月にニンニクを手で割った一粒ずつを地面に埋める。いわば球根だ。今は15cmほど芽が出た状態だ。このまま冬を越す。 寒さにやられるのを見たことがない。ニンニク、タマネギは冬を乗り越えると、まだ寒いうちからめきめき大きくなり、6月には収穫を迎えることになる。

地面にぴったりとはりついて、ロゼット形になったホウレンソウ。
これで寒さ対策は準備OKだ。ただし、収穫作業はやりにくい。