秋から冬へ

野菜の配達のため、毎週、八ヶ岳の標高1500mあたりまで車でのぼっていくんですが、最近急に木々がいろづいてきた。 紅葉も、その年の気候によってだいぶ色合いが違うのですが、今年はけっこうよさそうで楽しみだ。
 今ごろから、毎年ほぼ同じような順をおって一つずつ冬の準備をしていくことになる。先日、タマネギを植えた。 冬が来る前に、なるべく根っこがはるように良く熟した堆肥だけ入れてやる。冷たい北風が少しでもあたらぬように、 うねの北側の土を盛り上げておく。これで今年の植えもの、種まきは、すべておしまい、また来年だ。 アワと高キビを収穫した。穂の部分に少し茎をつけてはさみで切り、束ねてつるして、今乾燥中だ。エゴマも収穫した。 エゴマはすぐにぽろぽろ実が落ちてしまうので、ていねいにカマで刈り取る。こちらはハウスの中で乾燥中。大豆の収穫はもう少し先になる。 そうそう、田んぼのわらも納屋に運び込まなくては。それから寒さに弱い野菜から順に収穫し、ムロに入れたり、土にうめたりして貯蔵してゆく。 次は野沢菜やらたくわんやら漬けものつくり…
 秋が深まってゆき、まだ冬本番前の一時期、なにか気ぜわしく感じる。冬に備えて、せっせとドングリを集める、リスや野ねずみの気持ちがわかるような気がする。
雪が降ってしまったら、もうどんぐりが見えなくなってしまう!冬をむかえるのって、毎年少し、緊張感があるのだ。

写真:色づいたヤマトイモの葉
すっかり葉っぱが枯れれば、芋のあくが消えて収穫どきを迎える。

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