秋の種まき

アマランサス○ 秋の種まきは、けっして遅れてはならない… 
いつ頃、何の種を播けばよいのか、これは、畑仕事をするのに一番重要なことなのですが、こういうことはお年寄りが詳しい。
たとえば、野沢菜は、9月5日ころ播けと、私の母が言う。9月2日に播こうとすると、まだちょっと早いな、と言う。ころ、と言うわりには、なかなか厳密なことを言う。
そしてこれが9月の7日、8日にまだ播いてないとなると、大騒ぎになる。ただちに播かなくてはならない。
野沢菜は、何回か霜にあて、11月下旬に収穫し、野沢菜漬けにする。用途がはっきり決まっているので、よけい播き時も厳密なのかもしれない。早く播くと、こわい(かたい)し、遅れると、大きくならないというのだ。
大きくならないと言うのは、ほんとです。これから先は、日に日に気温が下がってゆく。1日種まきが違うと、1ヶ月後には、数日とか1週間の差になる。私も、かつて、葉っぱだけで玉の部分がないキャベツや白菜、ベビーリーフのような小さなレタスなど、数々の失敗作を作ってしまいました。
 さて、これから皆さんにお届けする野菜は、もうしばらくは、夏野菜が続くのですが、秋冬物のキャベツ、白菜はすでに畑に定植し、大根は、なかなか雨が降らず、やや遅れたものの、何とか播きおわり、これからは、(お盆過ぎから)9月下旬まで、数日おきにカブやホウレンソウや、小松菜、チンゲンサイ、水菜などの葉物類をまいてゆくところです。
※写真:アマランサスの穂