麹を作る

2月は毎年恒例、お味噌を仕込みます。
まずは麹作りから

薪の火でお米を蒸して。

3分づき米のせいか、蒸しあがるまで1時間半もかかりました。

40度に冷ました蒸米に麹菌をまぶします。

そして麹室の中で2日間温度管理します。

部屋中に麹の匂いが漂ってきます。うっとりするほどいい香り。
米の表面にびっしり麹菌がついてほわっとしてるんですが、板のようにくっついています。

ヘラではがして塩と混ぜ、みそを仕込むまで保存しておきます。
みそづくりは次回に~。

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ごぼうの梅煮

私の大・大好物、ごぼうの梅煮。
ごぼうはうちで作っていないんですが、梅干しは自家製です。
お鍋に輪切りしたごぼう、昆布、梅干し、そしてひたひたのお水を入れます。
蓋をしてストーブの上で1日弱火でコトコト煮るだけ。

梅干しは塩だけでつけたしょっぱいのを使うことと、水がなくならないように時々見てください。

梅干しのしょっぱさがマイルドになり、ごぼうのあくがうまみに代わり、昆布がとろとろに、どれも絶品です。
ストーブで調理できる方はぜひ作ってみてください。

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漆のお椀

下諏訪町の「あんず木工房」さんで、はげはげになった漆のお椀を塗りなおしていただきました。

ビフォアーを撮るのを忘れてしまったのですが、新品のようにつやつやに仕上げてくださいました。

漆と木目の美しさをながめてうっとり。

漆のかぶれ成分が飛ぶまで半年近くお預けしてました。
とても丁寧な仕事をしてくださいます。

もともと子供たちが漆器好きな私の誕生日にあんずさんのカップをプレゼントしてくれたのがきっかけなんです。

コーヒー飲むのもお茶飲むのも、このカップを使っています。

あんず木工房さん、とても素敵な工房です。おすすめ。
https://anzumokko.wixsite.com/home


早速晩ごはんにお味噌汁をよそってみました。
献立はごはん、重ね煮のお味噌汁、タラの蒸し物、日本酒少々です。


木目といえば、うちの洗面所に住んでいるゴリラさん。
目力が強くて・・でもかわいい。

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白菜づくし

去年収穫した白菜が大量に家にあるんです。

少しでも在庫を減らしたいので、今夜の料理は白菜づくし。


一応メインは焼き鮭ですが。

白菜キムチ。

キムチの素は市販ので、うちの白菜・大根・人参を使っています。

白菜サラダ。
白菜・人参・かぼちゃの種はうちの野菜。

白菜の卵とじ。

白菜・ネギはうちので、卵は養鶏農家の友人からいただいたもの。


そして、みそ汁。
白菜・大根・人参・味噌は自家製。
これでもか、というくらい大量の白菜を使ってみました。
凝った料理はできませんが、家でとれた野菜を飽きずに食べられるように工夫して作っています。

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あけましておめでとうございます 2022

あけましておめでとうございます。
今年も夫がマコモの葉でしめ縄飾りを作ってくれました。
「一精九達」・・・いっせいきゅうたつ
いい言葉ですね。栃木県の帰農志塾の塾長だった故戸松正さんが、夫が独立するときに贈られた花向けの書です。一つのことに精進すれば、九つのことを体得できる・・・というような意味だそうです。確かに何十年も農業を愚直に取り組んでいたら、他のいろんなことも身について、幸せもついてくるように思います。九達するまでこれからも精進続けます。
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今年もお世話になりました

今年も一年ありがとうございました。 農家の仕事をして、25年以上たってしまいました。前年の反省に基づいて少しずつ変えながらも、基本的には毎年同じことの繰り返しです。直線的にどこかへ向かうというより、ぐるっと地球が太陽の周りを一周するのと一緒に、またもとの所に戻ってくる感じです。 でも繰り返しでもなぜか飽きないです。3月、ビニールハウスの中で種まきをはじめると、もう12月まで一泊以上家を開けることはできませんが、オーガニックファームで過ごす一年も楽しいです。 毎年天気が違って、時には台風や日照りににあたふたし、害虫が大発生したり、作物の出来不出来に一喜一憂するのも、もしかするとありがたいことかもしれません。 来年もどぞよろしくお願いします。(一哉)

ほそかわ農園を始めて26年。50年続けるつもりなので、気持ちはようやく折り返し地点です。とはいっても体力的にはきつくなってきたので、少しずつ縮小しながらですが。今年は娘が東京の大学に進学し、家を離れました。外国語を勉強していて、空手部に入っています。息子は自動車の整備士の仕事について2年目で、残業が多く一緒にご飯を食べることも少なくなりました。心配はつきないですが、とりあえず子育ては卒業かな。今のところ2人とも農業を継ぐ気はないみたいです。これからは夫婦で楽しもうと、休日は二人でお弁当を持参して近くの山によく登りました。山頂でお湯を沸かしてコーヒーを淹れるのがささやかな贅沢。  今年から農業を通して地域に何かできないかと、富士見町の仲間と一緒に地域活性化の活動に参加させてもらっています。町内で育った子供たちが、ずっと住み続けたくなる魅力のある町になるといいな。町内のいろんな技を持った方たちにお会いするのも楽しいです。  今年も1年お世話になりました。来年も 私たちと酒井慶二郎さん、たぶん国内外 のウーファーさんも一緒にがんばります。 冬の間は農園のブログなど更新したいです。 みなさまも、どうぞお体にお気をつけて よいお年をお迎えください。(宏子)

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大根

大根の季節になりました。スーパーには一年中ありますが、ずばり旬は冬です。冬の初めの大根は火が通りやすく柔らかくておいしいです。
大根の仲間は世界のあちこちで栽培されていますが、日本に伝わってより「おおね」と呼ばれて愛され、様々な品種が生み出されました。私も写真でしか見たことはないですが、世界一大きな桜島大根、世界一長い森口大根とか、驚異の世界です。
大根は、種まきの時期さえ適当なら、ごく少ない肥料ですくすく育ち、短期間に驚くほど大きくなります。毎年見ていますが感心してしまいます。まさに世界に誇るべきエコ野菜というべきでしょう。
さて、少し頭が痛いのが種まきと収穫時期です。気候変動のせいでしょうね、年々冬が暖かくなってきています。例年と同じ時期にに種まきすると大きくなりすぎ、同じ頃に収穫して埋めると暖かすぎてうまくいきません。かといって遅れると凍ってしまいます。
昨年は、この収穫をしくじり、スが入り気味の大根をお届けしてしまい申し訳ありませんでした。今年はしっかり見極めたいと思います。

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11月5日の野菜セット(大)と「のっぺ」

暖かめの日が続いていますが、もうすぐ立冬ですね。
野菜も、秋から冬へ変わっていきます。寒さに弱いものからなくなってしまいますが、強い野菜は寒さに耐えるため、さらに自らの糖度をあげてゆきます。
でも、あまりに暖かくて急に寒くなると、野菜も油断していてダメージを受けたりするんです。

里芋
久しぶりに栽培しました。温暖化のせいか、以前よりは大きく育つようになりました。
チンゲン菜
中華のイメージがありますが、いろんな調理法にあう色の淡い、くせのない葉物です。
大根
秋の初物です。とれ始めは、すぐ煮えてやわらかいです。
キャベツ
「初秋」という品種です。ぱりぱりして甘みがあります。

ブロッコリー
スティックブロッコリー。そろそろおしまいになります。

長ネギ
「なべちゃんねぎ」といいます。下仁田ネギ血を引く、ちょと短めでおいしい品種です。これから寒さにあたると柔らかく甘くなってきます。
カブ
サラダと言われる柔らかく甘みのあるカブです。
人参
今年はしっかり育ってくれました。これから寒くなるにつれ、甘みが増してきます。
さつまいも
「べにはるか」という品種です。しっとりした食感のイモです。貯蔵熟成で徐々に糖度が上がってきました


新潟の郷土料理の「のっぺ」を作ってみました。
いろんな野菜たっぷりの、しみじみとおいしい煮物です。

①人参、里芋、大根、レンコン、こんにゃ
く、シイタケ、タケノコ、鶏肉、ちくわ、
揚げなど小さめに切る。(あるものでOK)
②鍋に昆布とカツオのだし汁と1の具を
入れ、落し蓋をして煮る。
③具が柔らかくなり、味がしみたら出来上がり。
※汁ではなく煮物ですので、だしは少なめで煮てください

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10月22日の野菜セット大

ここ冨士見町では、今週中には急に寒くなって初氷がはりそうな予報です。
野菜の顔ぶれもだいぶ変わってきました。
新鮮で滋養たっぷりの野菜を召し上がってください。

ジャガイモ
今日のは「デジマ」という品種です。ほどよいほくほく感です。
レタス
ビミタスという半結球レタスです。

ピーマン
クリーム色から赤く変わる「フィレンチェピーマン」です。
カリフラワー
甘くて味の濃いオレンジカリフラワーです。

白菜
秋の初物。「野崎ひふみ白菜」という品種です。やわらかいです。
かぼちゃ
「カンリー」という品種です。なめらかな食感で上品な甘味があります。
ブロコリー
茎に甘みのあるスティックブロッコリーです。

春菊
有機の春菊、香りがマイルドでおいしいです。
カブ
秋の初物。まだ小さめなので、葉っぱもおいしいです。
赤いのは、あかねかぶといいます。サラダや浅漬けに。
人参
今年はしっかり育ってくれました。これから寒くなるにつれ、甘みが増してきます。
マコモタケ
田んぼで栽培するイネ科の野菜。タケノコのような食感と甘みがあります。

お届けはこのように、できるだけビニールなどを使わないエコ包装を心がけています。

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7月23日の野菜セット とトウモロコシのこと

 

スパっと梅雨があけて、夏の土用に入りました。この時期は一年でもとりわけ体調に注意が必要な時期だと、古来言われているそうです。どうぞお気をつけください。 いよいよトウモロコシが登場で、一気に夏っぽくなってきました。
ミニトマト
「アイコ」というプラム型の定番品種です。今年は、鉄や、マグネシウムなどミネラル肥料を強化したせいか、最初から味が濃いようですが、真夏には、さらにおいしくなります。

ニンジン
種をまいてから、もうすぐ3か月。だいぶ大きくなってきました。葉先の部分は、お料理に使うこともできます。

レタス
リーフレタスと、玉レタスの中間の半結球レタスです。外側は、リーフみたいで、芯のほうは、軟白された丸いレタスの味がします。炒め物や、さっとゆでてもおいしい。

トウモロコシ
初物です。動物と虫から必死にガードし、収穫にこぎつけました。

ピーマン
何種類か混ざっていることもあります。「あきの」…ふつうの、「コルノデトーロ」…細長い、「フィレンチェテンダー」…クリーム色。
料理方法は、普通のピーマンと同じでOKです。

キャベツ
タケノコ型の「みさき」という品種です。やわらかく、生食にも向きます。

キュウリ
「バテシラズ」という自然農法向けに育てられた品種です。畑で元気に育ち、味が良いです。

グリーンピース
さやをむいて、豆だけを使います。冷凍のものとは別物の、今だけの味です。 まずは、豆ごはんがおすすめです。、特に虫に好かれる野菜で、栽培には苦労します。オーガニックは貴重です。

ズッキーニ
かぼちゃの仲間で、実のなる野菜で一番早くとれます。最初は、ミツバチの受粉が追いつかず、手で受粉させることもあります。

玉ねぎ
今年は大きくなりました。

ナス
取れ始めました。うす紫のは「きぬむらさき」という米ナスです。一緒に料理しても大丈夫です。

さやいんげん
初物です。「マンズナル」という東北地方の在来種です。さっぱりした味で、上品な甘味があります。

トウモロコシはとても丈夫な作物で、多少雑草が生えていようとぐんぐん大きくなります。それに甘えて、つい草取りが後回しになってしまいます。ただ、アワノメイガという蛾にねらわれやすく、そのせいで農薬を使わずに栽培するのは、難しい野菜です。写真のようにネットの袋を実にかぶせて、アワノメイガが入 り込むのを防いでいますが、完璧ではあり ません。トウモロコシの先端が切ってある のは、このアワノメイガにやられた部分を 切ったためです。 我が家では皮をむいて、魚焼きグリルで 少し焦げ目がつくくらいまで、じっくり 焼いて食べるのが気に入っています。

 

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