秋の野菜

今、ブロッコリーが畑にたくさんできて(咲いて?)います。長い間収穫できるように、時期をずらして種まきしたのに、どういうわけか一気にできてしまったのです。 無農薬のブロッコリーは貴重なので、たくさんお召し上がりください。
ブロッコリーというのは、見てのとうり花のつぼみです。そのまま畑においておけば、黄色い花が咲きます。切り花は鮮度を保つのが大変なようですが、ブロッコリーも花なのでやはり大変です。 花芽の部分は変化しやすいのです。これから寒くなってくれば大丈夫なのですが、まだ暖かいうちは、ちゃんと届いているか心配です。 スーパーでアメリカ産のブロッコリーが安く売られていますが、どうやって鮮度を保っているのかいつも不思議に思います。
それから、ブロッコリーは「アブラナ科」の野菜です。アブラナ科の仲間はキャベツ、カブ、大根、コマツナ、チンゲンサイ、水菜、カリフラワーなどたくさんあります。 どれも虫に好まれる野菜ですが、とりわけキャベツ、ブロッコリー、白菜などは、青虫やヨトウ虫、コナガなどの大好物です。 箱詰めする前にブロッコリーの中の方や、キャベツの外葉をはがしながら、虫がいないか念入りにチェックしています。 秋はまだ虫が少なくてよいのですが、6月のものはすさまじく、穴だらけのキャベツにうんざりするほどです。 無農薬なので仕方がないとはいえ、もう少し何とか虫対策を考えなければなりません。私たちは馴れているので虫を素手でつまむことなど平気ですが、 届いた野菜の中に入っていたりすると、さぞかし不快な思いをされているに違いありません。それでも、うちの野菜を取りつづけていただいている皆さんには頭の下がる思いがします。
今、茎ブロッコリーというのをお届けしています。菜の花のような形をした茎の長いブロッコリーです。これは中国野菜のカイランという野菜とブロッコリーを高配して生まれたものだそうです。 形状から虫がまぎれ込みにくいのがよいところです。また普通のブロッコリーより甘みと歯ごたえがあります。いかがでしょうか。

写真:稲刈り
10月1日、家族総出で稲刈りをした。メカ好きの息子は、バインダーを運転できて得意顔(もちろんターンはできない)。 このあと、稲をはぜ棒にかけて乾燥させる。