2019年9月

みぶ菜

春と秋にお届けするこの菜っ葉は、京都市の壬生地区で作られていた葉物だそうです。
 同じく京野菜の水菜から分かれたと言われています。水菜のほうは、近年すっかり全国的な野菜になりました。生産量日本一は、茨城県です。全国のスーパーマーケットにエントリーするには、しっかり品種改良して、丈夫に、また見た目もよく鍛え上げなければなりません。それに比べて、みぶ菜は、また水菜でも昔ながらの品種は、おっとりしていて、旬の時期でないと作りにくいですが、昔ながらの風味があります。

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枝豆

枝豆と大豆は同じものですかと聞かれることがありますが、同じ植物です。豆が未熟なうちに利用するのが枝豆で、枯れるまで置いておくと大豆になります。枝豆は(ビールのおつまみで)早く食べたいですから、早生の品種が多く、大豆のほうは、タンパク質含量や、収穫量が大切になります。
 うちの枝豆は、大豆用の「タチナガハ」という品種です。枝豆としてもおいしいですが、採れる時期が遅くなります。

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稲刈り始まりました

皆さんは、世界遺産をご存じだと思いますが、それとは別に、国連の食糧農業機関が認定する世界農業遺産というものがあります。日本でも、トキと共生する佐渡の里山、能登の里山里海など、11の地域が認定されています。  緑の山があり、川が流れ、田んぼが広がる、そんなどこにでもある、当たり前すぎる風景ですが、実は田んぼは、世界遺産クラスのとってもエコで、持続可能性の高い仕組みなのです。山が水を貯え常に少しずつ流してくれ、その水は肥料分やミネラルも届けてくれる。そのおかげで地力が消耗せず、また、田んぼも水を貯え、治水し、気温の上昇を抑え、食糧生産と同時に、ビオトープとして多くの生き物を育てます。千年以上、同じところで作り続けられている田んぼもあるそうです。

さて、今年もその世界遺産?を舞台に、春から種まき、田植え、田の草取り、土手草刈りと、気持ちよく、また時にはヘトヘトになって作業してきました。いよいよ稲刈りも始まり、ハゼにかけて干した稲が、心和む風景となっています。  今年は後半、お米が品切れとなりご迷惑をおかけし適ましたが、新米がお届けできるのももうすぐです。品種は「ゆめしなの」といいます。適度な歯ごたえと、甘みがある、おいしいお米です。一度食べてみてください。

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9月24日の野菜セット(大)

寒いくらいの朝もあります。たくさん着込んで収穫に出かけます。田んぼの稲が日ごとに黄金色になってきました。いよいよ稲刈りです。秋の野菜も、だいぶ育ってきました。これから順に登場して来ます。

伏見甘長
京野菜です。シシトウと同じように丸ごとお使いください。

ピーマン
大きくなっても柔らかい「あきの」という品種です。

キャベツ
秋の初物です。「初秋」といういつもの品種。キャベツは珍しくもなんともない野菜ですが、殺虫剤なしで作るのは一苦労です。無事にできるとうれしいです。

スティックブロッコリー
最初の花芽です。この後スティック状のわき目がたくさん出てきます。普通のより甘みがあります。

レタス
リーフレタスと丸いレタスの中間の半結球タイプです、しっかりした食感で、炒め物や、汁のみなど、火を通してもおいしいです。

カボチャ
「坊ちゃん」です。収穫後、2週間程するとぐっと糖度が増してきます。だいぶ甘くなってきました。

枝豆
朝採りしてます。甘味が落ちやすいので、早めにお使いください。我が家では、洗って塩を振り、10分以上置いてから10分間蒸し、うちわであおいで冷ましています。虫食いなど、ダメなさやも混じっていることがあります。

みぶ菜
水菜の仲間。くせのない葉物です。
なべ物、おひたし、あえ物、さっと煮たり。

大根
ミニ大根。秋の初物です。
タマネギ
貯蔵したものからお届けしています。
 人参
大きくなってきました。寒くなると、さらに味が乗ってきます。

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ピーマンの仲間

ピーマン、シシトウ、トウガラシ、パプリカ、これらはみんな同じ植物です。ですので交雑します。形も色も、本当にいろんな種類があって驚きます。  うちでこのところ、はまっているのは、長野県の伝統野菜「ぼたんこしょう」です。ピーマンのような形なのに辛みがあるめずらしい品種です。 おいしいです。食べてみたい方、お分けしますよ。

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キューバの有機農家

カリブ海に浮かぶキューバという国を知っていますか?キューバは有機農業が盛んな国です。なぜかというと、社会主義の国で政治上の理由から、90年代にほとんどの輸入がストップし、経済危機に陥りました。それで近代農業ができなくなり、有機農業の転換を余儀なくされたのです。

8月下旬から、縁あってキューバの有機農家の農場主であるRさんが2週間、うちに滞在されました。彼女は日系人で30歳の若さですが、10haもある大農場を亡くなったお父様から引き継がれました。夫と子供を残して半年間日本で学ぶことを選んだ彼女は、物静かな中に秘めた強い意志を感じました。彼女の農場は、化石燃料をあまり使わず、ほぼ牛、馬、人力で農作業し、完全有機です。そこで豆、キャッサバ、フルーツなどを栽培し、お肉も含めて90%くらい自給自足なんですって!!それって昔ながらの農業かと思いきや、一方で土壌微生物や自然農薬などは最先端の研究をしながら実践していて、実は私たちのはるか先を行ってるんです。

彼女と一緒に働き、話をした2週間は、多くのことを学ばせてもらいました。お金を使わず自給自足で幸せに暮らすこと、真の豊かさとは何か、自分の今の生き方を見直してみようと思います。
キューバの料理「タマレス」を作って下さいました。
トウモロコシをすりつぶし、炒めたお肉やピーマンと混ぜ、トウモロコシの葉っぱに詰めて茹でたもの。

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9月10日の野菜セット(大)

台風、こちらには来ませんでしたが、被害にあわれた方もいるのではないでしょうか。これから台風シーズン。来るものには何とか対応してゆくしかないです。まだ暑い日もありまずが、野菜は少しずつ秋の気配です。

伏見甘長
京野菜です。シシトウと同じように丸ごとお使いください。

ミニトマト
「アイコ」というプラム型の品種です。今年の天候なりに、だいぶ味が乗ってきました。

人参
6月にまいた秋の人参がとれ始めました。

キュウリ
「バテシラズ」という自然農法に適した品種です。

レタス
リーフレタスと丸いレタスの中間の半結球まだ小さめですがお届けしました。

カボチャ
「坊ちゃん」です。収穫後、2週間程するとぐっと糖度が増してきます。だいぶ甘くなってきました。

ジャガイモ
「きたあかり」ほくほく系の品種です。

葉大根
大根の間引き菜。汁の実、ゆでてあえ物にしたり、炒め煮などがおいしいです。

トウモロコシ
春から数回種まきしたうちの、これがこの夏最後の口になります。

セロリアック
肥大した根元部分を食べるセロリです。上品な味。

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