イネの温湯消毒
今年もお米作りが始まりました。
まずは、去年のお米を古い餅つき機に入れてかくはんし、籾についているノゲを取ります。
機械で種まきするときノゲがついていると引っかかるためです。
下の写真、籾から伸びている糸のようなものが「ノゲ」です。
今年の作付は、うるち米は「ユメシナノ」、もち米は「フクシマモチ」と「緑米」です。
写真は緑米。古代米の一種で香りがよく、希少なものです。昨年友人から分けていただきました。
籾は黒っぽいですが、玄米にすると緑色です。
この後、塩水に漬けて浮いてくる軽い籾を取り除き、急いで60度のお湯に10分浸けて消毒します。
そして水の中で約1週間芽出しをします。
農家の仕事って、1年に1回しかやらない作業がものすごくたくさんあります。
なので、うまくいかないことだらけ。
前の年の失敗を教訓に、少しずつ上手くなっていっている感じ。
年毎に感じる体力の衰えを、かろうじて経験でカバーしているのかな。