福島へ野菜を

たくあん用に干した大根

前にも少し書きましたが、以前から福島のほうへ野菜を送りたいと考えていたところ、そういう組織があることを知り、9月から畑で余った野菜を届けています。このボランティアを主催されている方は教会の牧師さんで、野菜を集めたり、カンパを募集したり、受け入れ先に連絡したりされています。毎回彼に届け先を聞いて、その時にある野菜を箱詰めし、福島県内の教会や保育園などに送ります。そこから給食に出したり、お母さん方や仮設住宅の方に手渡されたりしているそうです。送料は寄付金でまかなわれているので、今までにうちから40箱以上送ることができました。

先日、その野菜を送った保育園から丁寧なお手紙をいただきました。子供たちの健康のことを考えると、とても不安な気持ちで毎日を過ごされていること。以前は園の関係者の畑でとれた、無農薬のおいしい野菜で給食を作っていたが、事故のあとは県外産のものを購入されていることなどが綴られていました。手紙の中に折り紙がいくつも入っていて、それを開けるとかわいい字で「みずながおいしかったです。いまおすもうにはまっています」といった園児たちのメッセージが書かれていました。給食を食べている園児たちの写真も入っていて、じんわり涙が出てきました。

原発を遠くの地方に押し付けて、今も快適に暮らしている自分も加害者かもしれない。危険を冒してまで手に入れなければいけない便利な暮らしって、いったい何なのでしょうか。どうか福島のすべての子供たちが、元気ですくすくと大きくなってください・・・と心から祈っています。(ひ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です