自然発酵のパン

小麦と水だけで自然発酵させたパンを作ってみました。空気中に漂っている酵母の力をかりて、ゆっくりゆっくり発酵させるのです。材料は本当に小麦粉と塩と水だけ、究極のシンプルなパンです。

これは林弘子さんの本で見て以前からやってみたいと思っていました。林さんはパンだけでなく、調味料や保存食の作り方などを書かれた本もたくさん出版されていて、お会いしたことはありませんが私のお料理の師と仰ぐ方です。昨夏ご逝去されたと知りとてもびっくりしました。心よりご冥福をお祈りします。

作り方は、まず小麦粉と水を大さじ1ずつ入れて混ぜる・・・というのを2、3日おきに7~8回繰り返しながら、冷蔵庫でじっくり発酵させる。

1ヶ月くらいでこんなかんじに。

これに小麦粉と塩を足して、中種を作って発酵させる。

中種にさらに全粒粉と小麦粉と塩を混ぜてこね、発酵させる。

薪ストーブに入れて20分ほど焼く。

 

ふっくらと焼けました。

酵母独特のにおいもなく、酸味もないシンプルなパン。それだけに粉自体の味がストレートにわかります。ふわふわでとてもおいしかったです。

ちなみに使用した小麦粉は自家製ではなく、買った国産小麦粉と全粒粉を使用しています。うちでも毎年南部小麦を作っているのですが、ふくらみが悪いなどいろいろ問題があって残念ながらパン作りには適していないのです。

将来自家製の小麦粉でおいしいパンを焼いてみたいな・・・。

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