2019年8月

ほそかわ農園の1年

 

 

 

 

 

 

ハートのジャガイモ 毎年一つは見つける、幸運を呼ぶハートのジャガイモ。左は怒ったイモ君で、裏返すとニッコリのジャガさん。品種は「ペチカ」です。

今回は、ほそかわ農園の大まかな1年の仕事をご紹介します。
1月…1年の計画を立てる。野菜の種の用意。
大豆など豆類の選別。
2月…事務仕事、薪割り、大工仕事など。
3月…醤油・味噌づくり。落ち葉集め。
4月…ハウスで種蒔きと育苗。稲の準備。肥料まき。
5月…苗の定植(畑に植える)、田植え。
6月…前年に植えた玉ねぎとニンニクの収穫と乾燥。
7月…早朝の夏野菜の収穫が始まる。秋野菜の準備。
8月…ジャガイモ、カボチャなどの収穫と保存。
クッキングトマトを加工場に出す。
9月…稲刈り。サツマイモなど収穫。ニンニク種まき。
10月…えごまの収穫と脱穀。大豆、雑穀などの収穫。
玉ねぎの定植。
11月…冬の貯蔵野菜の収穫。畑の片づけ。
12月…大豆、雑穀の脱穀。たくあん、野沢菜を漬ける。
と、毎年ほぼ同じですが、前年の失敗を踏まえて、少しづつやり方を修正してゆきます。なので、1年の計画はとても大事なんです。
農作業はどれも体力勝負ですが、たくさんの人に手伝っていただいて、何とか仕事が回っています。畑の仕事は楽しいよ!!

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なす

ナスは、有機肥料が好きで、有機栽培で、慣行栽培に負けずに、すくすく育ってくれます。だからとてもかわいくて育て甲斐があります。  ナスと、稲と交互に栽培しています。田んぼに水を張らずにナス(ピーマンとキュウリも一緒です)を2年栽培し、3年目には水を入れて、稲を植える、この繰り返しです。こうすると、いくつか良いことがあります。ナスは、「いや地」と言って、同じところに続けて栽培することを嫌いますが、一年田んぼにすると、きれいにリセットされます。そしてナスにあげた堆肥やしきわらが、今度は稲のよい肥やしになります。田んぼにすると、畑の草が減り、畑にすると田んぼに生える草が減ります。

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秋キャベツの定植

今、ちょうど秋冬の野菜の仕込み時期です。育つのに時間がかかるものから順番に種まき定植してゆきます。暑い時期なので気を使います。むやみに畑を耕すと土の水分が抜けてしまうので、注意が必要です。「かたい苗」と表現するのですが、丈夫な苗を作るのが基本です。雨に、雨がなければ曇りに合わせて植えつけます。
水をかけないと、どうしても枯れてしまうというとき以外は、まずかけません。
なぜかって畑に水を運んで灌水するのは、とても大変なんです。そのために必死で天気予報をチェックします。今年は、夕立などで,よく雨が降るのでやりやすいですね。

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森のパーティー

先日、私たちの住んでいする富士見町に「森のオフィス」という、木造施設をリノベーションした素敵なビジネス交流施設があります。そこでガーデンパーティーを開催されるにあたり、地元の野菜を使いたいとのことで、うちの野菜を提供させていただきました。そのうえ、私たちもそのパーティーに招待していただいたんです。


すべて炭火での調理。野菜やお肉の旨みがじっくりと引き出されていて、感動の美味しさでした。

森の中のアットホームな雰囲気のパーティー。初めての方ともすぐに親しくなれました。しかも自宅から徒歩10分の近さ!
ほそかわ農園のインゲン、にんじん、ズッキーニ、ジャガイモなどを使っていただきました。

炭火の前で汗だくになりながら調理されているシェフ、臼井さんとお話しました。「野菜の素材を生かすため、シンプルな料理にしています」と言われていましたが、毎日家で食べている同じ野菜なのに、いつもよりぐーんと美味しくなっているんです。さすがプロですね。
彼はイタリアで3年間修行をされたそうで、イタリアのレストランではほぼ、地域にある食材しか使わないとのこと。地元の農家を大事にしてくださる気持ちが伝わってきます。まさに「身土不二(しんどふじ)」=身体と土は同じ、近隣で収穫された旬の食材を食べると身体によい、という考えですね。
ほそかわ農園の野菜は、他にも地元のイタリアンレストラン、お菓子屋さん、学校給食などに使っていただいています。皆さんの健康と幸せに少しでもお役に立つことが、私たちの誇りです。

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8月9日の野菜セット(大)

夏らしくなってありがたいですが、気温の変化の大きさに、なかなか身体がついていきません。
皆さまも、野菜をしっかり摂っていただいて、どうぞ体調にお気をつけください。

ピーマン
ようやく本格的に採れ始めました。
大きくなっても柔らかい「あきの」という品種です。

トマト
暑さとともに、味が乗ってきました。

ミニトマト
これから夏にかけてだんだん糖度が上がって来る野菜です。

ニンジン
すっかり大きくなりました。

さやいんげん
「マンズナル」という東北地方の伝統品種です。食べ飽きない味です。

ズッキーニ
かぼちゃの仲間です。素揚げ、天ぷら、炒め物など、油と相性がいいです。

ナス
ようやく初物です。最初の1,2個は受粉がうまくいかないせいか、形が悪いです。

キュウリ
蒸し暑く感じるようになると、急にたくさん採れ始めます。キュウリは採れ始めが柔らかく、おいしく感じます。

じゃがいも
「きたあかり」という品種です。ホクホク系です。全部収穫しましたが、気候のせいで、今年はやや小さめでした。

タマネギ

貯蔵したものからお届けしています。 球根が休眠している状態です。 暑い夏は寝て過ごす野菜です。

とうもろこし

初物です。「アワノメイガ」という虫にねらわれやすく、先端を切ったり、皮を剥いてあるのは、チェックするためです。今年は虫が多くて困ります。

 

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