2012年7月

新しい仲間

今年もほそかわ農園に頼もしい助っ人が来てくださいました。うちから車で約30分のところに住む22歳の青年Kさんで、週に2~3日私たちと一緒に作業しています。彼は自閉症というハンディを持っていますが、とても体力があって、草刈り・草取り・肥料まきなど、暑い日でも疲れを見せずに一生懸命働いてくれます。おかげで今年の田畑は、草ボーボーじゃなくて小ぎれいになっています。そしていつも元気で明るくて、休憩時間は大好きなアニメのキャラクターの話をしたりして、こちらまでつられて楽しい気分になります。
最初はどちらかというとKさんを”受け入れてあげる”みたいな気持ちでした。でも、彼の働きぶりを見ているとすごく助かっているし、今では自分のほうが学ばせてもらっているんだなあと感じています。彼は素晴らしいご両親に恵まれて、苦手なことを少しずつ少しずつ克服し、得意なところをどんどん伸ばしてきました。お母さんから今までの子育てのお話をうかがうことは、とても参考になります。また、彼とうまくコミュニケーションがとれるように工夫しているうちに、自分の子供たちとの接し方も変わってきたような気がします。
Kさんは絵を描くのも得意で、見たままの線を一筆書きのように描き、見たままの微妙な色の違いも表現することができます。うちの野菜の絵を描いてもらっておたよりに載せたいです。(ひ)

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7月の畑のようす

キュウリ

野菜セットのお届けが始まったばかりですが、野菜は春物から夏物へ変わりつつあります。去年から作り始めたグリーンピース。冷凍物とは別物の甘みと香り…この時期だけの限定品です。さやごと食べるスナックエンドウのほうは、今年はどういうわけか、さやの硬い物がまじってしまい、ご迷惑をおかけしたかも知れません。そうこうしているうちに、サヤインゲンや、キュウリも大きくなってきた。ミニトマトも赤くなりはじめた。ジャガイモも、ためし堀りしたら予想外に大きくてびっくり。ジャガイモ、人参、タマネギを、うちでは、カレーセットって呼んでいます。何かと使い勝手の良い野菜たちですが、セット野菜をお届けする立場としても、この三つがそろえば安心。頼りになります。
葉物類や、キャベツ、レタスなどは、暑くなると、生育が早くなり、うまく時期をあわせて出荷するのが、難しくなってきます。痛みやすくもなります。大根は、同じ畑に同じ品種をまいても、暑くなると、不思議なことに、とっても辛くなったりします。(か)

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野菜をつくる幸せ

ズッキーニ

震災・原発事故から1年少したちましたが、福島のお客さまから「連絡お待ちしていました」というメールやファックスをいただき、いまだ放射能の心配はなくなっていないんだということに改めて気がつきます。事故のことを忘れてしまいたい自分をいましめ、次世代にこれ以上つけを回まわさない、原発のない社会を作るためにできることを続けたい。そして今年も福島の保育園などに野菜を届ける活動を続けてゆくつもりです。

昨秋に収穫した白菜と秋に集めた落ち葉を、長野県飯田市にある市民測定所で測定していただき、とりあえず不検出でした。それでも放射能の影響はあるかと思うので、これからもいろんな情報を収集しつつ、野菜を作りお届けいたします。

震災があったからこそ、土に触れ野菜の世話をしているとき、台所に立って採れたての野菜を料理しているとき、家族でご飯を食べているときなど普通の暮らしに、あ~幸せだな~と感じます。そんな我が家の日々の暮らしをおたよりでお知らせしてゆきたいです。(ひ)

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野菜セットのお届けがはじまりました

じゃがいもの花

ごぶさたしています。

春から続く低温傾向。まだ寒い3月に、暖かいところに遊びに行ったせいか、とりわけ今年は、暖かくなるのが遅く感じられた。今、夏至を過ぎ、やっと季節がひとつ進んだ感があるが、いまだに、朝、田んぼの見回りに行くときは、ほんとに寒い。上着をしっかり着込んで、バイクに乗って出かけます。

でもこの涼しい気候が、おいしい野菜が育つもと。特に夏野菜は、真夏でも、ほとんど生育適温を超えることがない。この涼しい空気の中、ただ太陽の光だけは、じりじりするほど強い。ほとんど、太陽のひかりだけで育っている。おいしさのもとはこれなんです。

2012年も半分過ぎた。いろいろやらなくてはならないことがある気はするが、思い通りに農業が出来ることに感謝し、まずは、今シーズンも、おいしくて健康的な野菜農作物をお届け出来るようがんばりたいと思います。よろしくお願いします。

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