3Dプリンタ始めました

FirstOutputすでに乗り遅れた感のある3Dプリンタですが、ついにウチにもやって来ました。
一念発起したのは今年の4月はじめ(のようでした)。納期8−10週間、ということでしたのでのんびり構えていたのですが、先々週くらいに「Shipped」のメールが来ました。
1週間程度で海を渡り、連休でお休みだったのか、通常そうなのか分かりませんが、通関で3−4日、で本日到着しました。
購入したのは「Solidoodle」というやつです。
Wiredの「メイカーになりたい人のための3Dプリンター購入ガイド」を眺めて欲しくなってポチりました。スミマセン。
購入した理由としては

  1. 出力できるモノのサイズが大きい
  2. ABSを出力
  3. (比較的)安い
  4. 調整済みで出荷ということで、自分で作らなくてもよい

といった所です。

使ってみて(まだ途中ですが)の感想として、

結構ニオイがキツい

オープンエアなSolidoodleだから、という訳なのか分かりませんが、結構プラスチックの燃えた(正確には燃える直前の、なのかもしれません)においというか雰囲気が充満します。若干目がチカチカしてきました。(プリント開始後1時間程度経過)

それでも若干の調整が必要だった(?)

最初に出力しようとしたモノが小さすぎたためか、なかなかベッド(出力されたものが乗っかっている台)に張り付いてもらえず、ペラペラ剥がれてしまいました。
若干Z軸の調整(2番目に書いてありました)をして、しっかりベッドを温めてからプリントしてみたところ、うまく行きました。(Z軸をゼロにして、ベッドが絶対動かない事を確認しつつ(何度もゼロに行ったり来たりさせて)ギリギリまで調整ネジを緩めました。1−2回転、回したかもしれません)

やっぱり遅い

皆さん承知の上だ!というところかと思いますが、15mm程度の立方体を出力するのに1時間30分程度かかります(最も高精細な0.1mmピッチでやっているのでピッチを荒くすれば速くなるはずです(笑))。
あと(寒い土地柄、というのもあるかもしれませんが)ベッドが温まるまで30分程度かかったりします(ナニか間違えているのかもしれませんが。。。)。
周りを囲む何かを作ってニオイとベッド温度対策をしてみたいと思います。

イロイロ雑

オマエがどの口で言う!というツッコミは置いておいて、すっかり緻密なAppleサマの製品が「アメリカ製品」というイメージになってしまっておりましたが、10-20年前の感覚としての「アメリカ製品」的なおおらかさ(?)があります。
例えば

  • フレームが切りっぱなし&表面処理なし
    レーザーでカットしたまま、うっかりしたら手を切りそうなエッジの仕上がりとなっております。また、表面もムクというか鉄そのままなので、そのうち錆びそうです
  • 同梱物をテープで本体に貼り付けてあった
    うまく剥げずに糊の部分が張り付いたままになってしまいました。
  • ロッドの固定がホースバンド
    なるほど、というか何というか、、見た人みんな感動してます。

あと、構成部品の多くが自分で出力したような感じです。
まったくもって安いのに文句言うな、という所でもありますが、これでもいいもの買っちゃった、と思えてしまうあたり、とても励みになります。

とはいえ楽しい

うっかりすると1時間でもヘッドの動きを見てしまいそうです。あまり近寄ると目のチカチカ具合がかなり高まりそうですが。。
ソフトウェアも(モデリング以外は)オープンソースのモノでSTLからGコードへの変換、Gコードからステッピングモータの駆動までできてしまうなんて!!!

——

プリントしなくてもモデルのファイル(STL)をGコードに変換してどのくらいのフィラメントを消費し、どのくらい時間がかかるか見積もってがっかりすることはできそうです。

STLファイルの配布
MakerBot Thingiverse
ライセンス形態を見ていませんが(汗)STLファイルがダウンロードできます。
無論Blenderなどで自分のモデルを作っても(だだしUIが独特すぎて、、)。
もしくは123Dシリーズの何かで作るのも良いかもしれません。

STLからGコードへの変換など
本家?インストラクションにあるようにRepetier-Hostをインストールします。Windows版は試していませんが、パッと見て分かりやすそうな「Manual Control」は羨ましい感じです。厳密にはRepetier自体はGコードに変換する機能はありませんが、Slic3r(と Skeinforge ?)が一緒にインストールされ、(それなりに)シームレスに変換できます。
以前camだけでもウン百万円と聞いた覚えがありますが、、すごい世の中になったものです。
「Slicer」と呼ばれるSlic3rもしくはSkeinforgeでGコードを出力すると使用するフィラメントの量やら(おそらく)所要時間が算出されます。


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