久しぶりの電子工作


昨晩、お世話になっている(奥さんの)叔父さんから電話があり、「パソコン動かなくなっちゃった」とのこと。「Operating System not found」な状態だったので一旦お手上げとなりましたが、Seagate製HDDの不具合をふと思い出し、いろいろ調べてみた所サービス用の(?)シリアルポートからAEDできるらしいとの情報を得て(非常に良くまとめてあるサイトhttp://www19.atwiki.jp/seagatehack/)、チャレンジしてみました。
材料
・その辺にあったRS-232C用レベル変換IC
・別件でたまたま作ってあったクリップ付きケーブル(HDDのシリアルポート接続用)
・かなり昔に買ったインターホン/電話配線用の単線の銅線(太さと固さがPCのシリアルポートのメスコネクタに直差しするのに良い感じです)
・電源用コンデンサ47uF(付けなかったらものすごいノイズ)
・ブレッドボードなど

詳しくは前述のサイトの「資料保管庫」にあるPDFに書かれています。

「TTLレベルで直接シリアル接続すると危険
2.5V CMOSレベル(約2.6V程度)と言う情報」
という怖い一文があったのでHDDのポートとは1Kと330の抵抗で分圧して4V弱(で良いのか?)に落として接続してみました。その辺調べるときトレラントの事をトラレントとググったことは内緒です。

で、若干アクロバティックでしたが(基板だけにしてコマンド入力、電源切らずにHDDと基板を接合、、、てどうやって分かったんだろ)、見事認識されるようになりました。

関連商品としてHDDを丸ごと(複数パーティションもそのままに)コピーできる「EASEUS Disk Copy」というの(MacOSXだとCarbonCopyClonerみたいな感じ)を発見できたのもラッキーでした。


開腹した状態のFMVなんとか。iMacG5に見えないこともないけど、、見えませんね。

ともあれ、あと9時間程度そのコピー時間かかりそうなので寝ます。


久しぶりの電子工作” への1件のコメント
  1. Tak. より:

    Barracuda 7200.11ですね。
    Zして繋いでUしてw
    ちなみにこの対処、7200.11よりES.2(エンタープライズ向け)の方が面倒なんですよ。
    起動直後にリードチャンネルを強制的にショートさせて、ファームが戸惑ってるうちにコマンドラインを乗っ取るという、「手が4本要るのですが?」みたいなアクロバティック作業が必要です。

    RS-232Cのレベル変換ICを使う方法もありますが、私は逆のアプローチで、PCIのシリアルカード(2ch)を買ってきて、それに載っているRS-232Cドライバを取り外し(つまり入出力をTTLレベルにして)、信号電圧差をカバーするためにシリアルに抵抗を繋いで(100Ω程度)接続しています。

  2. Tak. より:

    海門(Seagate)以外に、三星も同様のシリアルポートを持っていて、ファームウェアとなかなか楽しい会話ができますねw

  3. Tak. より:

    今までの経験では、HDDの丸ごとコピーは比較的最近のマザー(865とか945とかのチップセットの)でLinux動かして、コマンドラインからDDするのが一番速そうです。(BS値の設定が結構キモになります)
    それだけならGUIは要らないのですが、Gpartedも使えると何かと便利なので、私はLinux Mint系を愛用しています。

  4. kodaira より:

    おおお、これにコメント付けてくださる方が居るとは。ありがとうございます。
    ドライバIC外しの件、USB-シリアルでやろうかとも思いましたが、不良在庫のMAX232の消化も兼ねて投入しました(他にもPSoCで自前USB-シリアル変換器を作るとかww)。
    「楽しい会話」とはうまいこと言われますね。確かに楽しい(+何だか懐かしい)です。

    あと、ddもMacOSで試したことありますが、エラーの対処ができず断念しました。
    最後にやったDDは成功しましたが(http://bit.ly/cqQW40)、恐ろしく時間がかかりました。なんでMacintoshのUSBは遅いんでしょうね(昔から)、、と思うのは私だけでしょうか、、。

  5. Tak. より:

    不良セクターがあるドライブの場合、dd はそこで止まってしまいますが、オプションで conv=noeeror と記述すると、エラーを無視して続行してくれます。

    あ、USB接続なんですね。それは遅そう。
    やはりPATA or SATAが速いですよ。
    SATA接続同志だと、1TBのddでも5〜6時間で全領域コピーが完了します。

    MacのEFIなども含めて、普通はなかなかできないデバイスレベルとの会話って面白いですよ〜
    「ここだけの話だけどさぁ…」ってデバイスの愚痴を聞いてあげるのも、たまにはいいですよねw

  6. kodaira より:

    1TBでも5-6時間とは速いですね。先日のは500Gで9時間でしたから(一応、CDから起動するLinuxのようでしたが、、あ、コピー元もコピー先もUSB接続でした)。
    シリアルコンソールでデバイスと「こう?」「違う?」とやり取りした既視感は、モデムとのATコマンドの
    やりとりを思い出したのかもしれません。最近だとHTTPのレスポンスヘッダとか。
    ていうか、MacのEFIとも「会話」できるんですね。知りませんでした(HDDも最近知りましたが)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

+ 75 = 76