MacBook Proのネジをナメてしまった場合

友人から、MacBookProのHDDを換装する時にネジをナメてしまってどうしようもなくなってしまった、と相談されました。実はワタシも以前17インチのトルクスのネジをいびつな丸い穴にしてしまったもののなんとかした事があったので、打つ手がなくなったらモノを送って頂くかモノを持って来て頂ければ何とかなるかもしれません、と伝えました。
結果、その日の夕方にモノを持ったその友人が(はるばる東京から)訪ねて来てくれました。

確かに力の入れ具合で、、というレベルは通り越している感じで、ダメもとの最終手段、フライス盤でのマイナス溝切り加工に挑みました。その結果の写真が冒頭のモノです。もともとネジの皿(アタマ)が薄いのでどのくらい削っていいのか、また削ってしまったら皿の部分が取れてしまうのではという心配もありましたが、何とか取れました。ただ、ドライバーが引っかかるかな、と思って軽く回しただけで取れたので、ガリガリやった振動で緩んだ、という所が実際の所かもしれません。

MacBookProをばらす時、(やらない方が良いに越したことはありませんが)ドライバーの選択は重要です。
だいぶ前からVessel社の9900 P.00-75というドライバーを持っていたのですが、以前のアルミの板金ボディのPowerBook、MacBookProのときはときどきナメてしまっておりました。ホームセンターでもうひとつ上のサイズの適当なドライバーを買って試してみた所、ばっちりで、ほぼナメる事はなくなりました。
ユニボディになってからは逆にホームセンターのドライバーはダメで、前述のVesselのが良くなりました(メーカーよりもサイズがフィットしているかが重要と思われます)。

ちなみに今回やってしまったのは、こちらのStep10の右側のネジで、プラスチックのくぼみの中のネジでした。ネジのアタマが見えなくて、中心をちょっと外してしまいました。。。

あと、花の都に於いて、ちょっとフライス盤を借りれるワークスペース的なものがあっても良いんじゃないの、とか思いました。
はんだづけカフェ、fablabもすばらしいですが、もうちょっとハードなの。

#冒頭の写真、焼きかまぼこの上に乗っているでかいネジのようですが、机の木目プリントの目地(?)がみえているだけです。実際は3mm程のネジのアタマに1mmのエンドミルで溝をつけたものです。


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