旬の野菜をいただく

インゲンのトンネルの中で収穫しているところ。品種は「まんずなるいんげん」です。

去年の今頃は暑い暑いと言って大騒ぎしていたのに、今年はお日様がなかなか顔を出してくれません。夏野菜の生育が遅く、やきもきしています。

ほそかわ農園は、新鮮な旬の無農薬野菜をお届けするのが、一番のセールスポイントです。その時期に露地でできる野菜は、ストレスが少なく、畑でのびのびと育ちます。だから栄養価が高くて、味も最高においしくなるんです。

また野菜の旬と、人の身体も密接な関係があります。栄養価だけではなく、夏は水分が多くてミネラルを補給し、夏バテを予防するキュウリやトマト。秋は冬に向けてエネルギーを蓄えるさつまいもやかぼちゃ。冬は身体を温める人参やねぎ、大根といったように、旬の野菜を適度に食べると、その時期の体調も整えてくれます。

私は大阪の農業とは無縁の家庭で生まれ育ちました。農家にあこがれていたものの、農業を始めるまで、畑での野菜の姿や旬の時期など、全く知りませんでした。ゼロからのスタートだったので、全てが新鮮だったけど、農家の1年のサイクルの流れに乗るのがわからず、大変でした。

春に種をまいて、苗を育てて世話をし、収穫して、保存食を作る。お百姓は毎年時期が来れば必ずやる仕事が、次々と向こうからやってくるという感じです。

20数年経っててようやく、その流れに乗れた感覚があります。逆に富士見で生まれ育った夫は、そんな暮らしが子供の時から自然と身についているみたいですね。

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