野菜を育てる
野菜を上手に作るコツは、足しげく畑に通って野菜を観察することでしょうか。 ハウスで大事に育てた苗を畑に定植し、安心してしばらく見ないでいると、ピーマンにアブラムシがいたり、キャベツが青虫に食われていたり、キュウリがちょっと病気っぽくなっていたり…。がっかりすることがよくあります。もちろん農薬は使いませんので、そんな時は害虫を手で潰したり、ミネラルや発酵肥料などをかけてあげて、野菜が元気になるように手助けします。
うちは大小あわせて田んぼが6枚、畑が8枚くらいあって、場所も離れているので、一通り見て回るだけでも半日仕事。そして見るたびに「トウモロコシの除草しなくちゃ」とか「キュウリの誘因(ネットにテープでつるを止めてゆく作業)しなきゃ」など、どんどん仕事が増えてゆくんです。
野菜作りは子育てに似ています。苗のうちは温度管理、水管理などこ まめにお世話し、畑に出してからは、自然任せですくすく育つように最 低限の手助けをする。ただ、野菜は文句を言わないし、失敗しても次の 年はまたいちからやり直せるので、気が楽かも。16と19歳になった子供 たちの子育てを振り返ってそう思います。ちなみにわが家は、今までみ えた国内外のウーファーさんにも育てていただき、子供たちは多くの影響を受けました。そういう意味でも農業やっていてよかったです!