秋の種まき

cimg3923.jpg昼間はまだまだ暑いのですが、朝晩めっきり涼しくなってきました。
毎日、いいお天気が続いています。今年は、稲の生育がやや遅れぎみだったので、台風も来ずに、おひさまがよく照ってくれるのは本当にありがたいです。おかげで稲の穂が少しづつ垂れ下がり、田んぼ一面が、透き通る様な黄金色になってきました。稲の穂は下がれば下がるほど、大きな穂で、よく稔っているという目安になります。つい周りの田んぼと比べてしまいます。もっともっとずっしり下がれと、毎日、欲深くも祈ってしまうこのごろです。稲刈りも、もうすぐです。

 今、畑では、これから年内にお届けする秋冬の葉物類の種まきをしているところです。
これから、日ごとに気温が下がってゆくと、それにつれて、野菜の生育はしだいにゆっくりになってゆきます。それを計算に入れ、まく量を調節しつつ、数日から1週間おきに種をまいてゆくのです。
あまりいいお天気が続くと、この種まきのほうは、は少々都合が悪い。まかぬ種は生えぬ、とか言いますが、畑仕事をしていると、まいても芽がでないということが、残念ながら多々あるのです。種をまいたときだけ、ちょこっと雨が降ってくれないかなと、つい、都合がよいことを考えてしまいます。とくに小松菜などの葉物類の種は、とっても小さいので、あまり土に深く埋めてしまっては芽がでません。ごく浅くまかなくてはならないので乾きやすいのです。ちゃんと芽を出してもらうためには、けっこう気をつかうのです。ただ、いったん芽を出せば、後は少々雨などなくとも、すくすくと育ってくれます。(か)