福島からの贈り物

昨年、縁あって福島の保育園や教会などに畑で余っている野菜をお届けしていました。

先日、そのうちのお母さんのグループの方たちからお饅頭を贈っていただきました。

お礼の電話のついでに、いろいろとお話をしました。そちらのほうは、まだまだ放射能の線量が高くて不安な日々をすごされていること。せめて内部被爆はできるだけ避けようと、子供たちの食べ物にはとても気を使っているが、安全な食べ物を手に入れるのは難しいことなどを伺いました。そして、遠慮がちに「福島のものですから、大人の方に召し上がってください。」と気遣ってくださいました。

いえいえ、子供たちもみんなでありがたくいただきました。上品な甘さでとてもおいしいお饅頭でした。ありがとうございます。

昨年は原発事故があって野菜をお届けしたことから、たくさんの福島の方と電話でお話する機会がありました。皆さん言葉が暖かくて、人に対する思いやりの深い優しい方ばかりです。そんな罪のない方たち、子供たちを不安に陥れることは許せないし、やりきれないです。

この気持ちをいつまでも忘れないように、今年も福島の方たちに野菜を送りたいし、脱原発の運動も続けてゆくつもりです。

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