人力で自給

cimg0477.jpg農家には、いろんな機械があります。うちにも、エンジンのついたキカイが、小は草刈り機から、大はトラクターまで10台以上あります。農業は、キカイと石油なしにはできない。というか、キカイと石油があったればこそ、現在の日本のたった300万戸あまりの農家で、その他の人に食料を届けられるのです。残念ながら自給率は4割ですが。
 しかし、石油を使うのは、どうも後ろめたい。いずれそのうち石油がなくなってしまうのは、間違いないようですし、少なくなるにつれて、みんなが少ない物を、お金で、そして力づくで奪い合う事態が、もうすでに始まっているようです。地球上のいろんな物に限りがあることを 、痛感させられるこのごろです。
 けれど、自分の食べる分を自分で作るなら、ほとんど人力で可能なのです。たとえば、一家族、数人で、5畝ほどの田んぼと少々の畑を作れば、かなり自給できますが、この面積ならば、田植え、草取り、稲刈り、乾燥、脱穀といった作業が、キカイを使わずに人手だけで十分できます。時間も半日働けば、自給できるそうです。それに、趣味あるいはレジャーとしてもなかなか楽しいのではないかと思います。皆さんもどうでしょうか。
 専業農家として生きるには、思い通りにならないこともあるし、割り切ることも必要ですが、人力で自給、ひそかにあこがれてます。(か)