稲刈り
雨の晴れ間をぬって、何とか稲を刈って「はざかけ」が終わりました。
これは、最後に、3畝(90坪くらい)の小さな田を刈っているところ。
こんな風に、バインダーで、外側からぐるぐる回りながら、1条づつ刈ってゆきます。刈ると同時に、束ねてくれるのが、この機械のえらいところだ。刈った稲束を、こんな具合に棒にかけるのがはざかけ。こうして天日で乾燥させる。
はざかけのやり方も、地方によっていろいろありますね。はしごをかけて何段も高くかけるのとか、一本の垂直の棒にかけるのとか。よそのやり方は、なんだか、大変そうにも思えますが、きっとその地方の、気候やら、田のしけ具合とかに合ったやり方があるのでしょう。
地方色豊かな稲を干している光景は、なぜかどれも美しく見えます。
ちなみに、はざかけという言葉も、たぶんこのあたりの方言だと思います。
今年は、稲をかけてからも、雨ばかり降っている。
普通は、10日位で干しあがるのだが、今年は、どんなもんだか・・・。
乾き具合が悪いと、虫がついたりすることもあるし、だいたいうまくもみすり出来ない。一方、乾きすぎても、米が割れたりする。
ま、ここまでくれば、新米が食べられるのも、もうじきだ。やった!
新米ってやっぱりおいしいですね。私は、新米を食べると、いつも「お米なのに野菜みたい」って思います。変な感想でしょうか。
ところで、茶碗一杯のごはんて、稲株いくつ分だと思いますか。
しっかりできた稲なら3株だそうです。この写真のできならたぶんこのくらいで、茶碗一杯分。
実は、この3畝の田はもち米なので、これでお餅1ヶ分ということか。
多いような、少ないような・・・
日本人の平均で、一年に60キロの米を食べるとして、田んぼの面積で言うと、これは、1畝(30坪)よりいくらか多いくらいだ。人間ひとり、生きていくのに、これだけの田んぼが必要ということか。うちは一家5人として、150坪。うーん、広いような、狭いような・・・