2017年4月

稲の種まき

今年も稲の種まきが始まりました!
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まず、育苗箱に土を詰めて
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播種機で籾をまきます。
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ハウスの中に並べて育苗します。
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5日後には芽が出てこんな感じ。
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気の早いアカガエルが卵を産んでしまったので、代掻きが終わるまでバケツに避難させました。

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ちょっと見にくいけど、今はかわいいオタマジャクシが孵っています。
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標高1000メートルのうちのあたりでは、今桜の花が満開です。
バックは南アルプス北端の鋸岳。

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五十の手習い

今まで農業機械はほとんど使ったことなかったのですが、トラクターにも乗れるようになりたいと一念発起し、堆肥運び&撒きをしてみました。
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トラクターにはクラッチとかレバーがいくつもあって、わけわかんないです。
高校生の息子はすぐに操作を覚えたみたいだけど、難しいねー。もっと早くに教えてもらうんだった。
夫には今年から事務仕事を少し分担してもらうので、慣れないパソコン操作に悪戦苦闘しています。
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温床の中から大きなネズミが出てきてびっくり。苗をかじられてしまった。幸いすぐ退治できたので、被害は少くてすみました。 IMGP7180
話は変わって、夫の誕生日に娘が作ったケーキ。そっくりで笑える~。
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これも娘作のうさちゃんカレーライス。

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苗を育てる

種をまいて苗を育てる。
野菜作りの始まりで、基本中の基本なのですが、それがなかなか難しくて、奥が深いんです。

実は今年から夫に代わって、苗の管理を本格的に始めることにしました。
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種まきも、トレーや土の選択、覆土の厚さなど、ちょっとしたことで発芽に大きな影響があります。
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野菜によって、発芽の適温も違うし、発芽までの期間も全然違います。

一つ一つ覚えてゆくしかありません。
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芽が出そろうとひと安心なのですが、うまくいかないほうが多い。
これはトマトです。
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ピーマン。

暑すぎず、寒すぎす、水やりすぎす、乾きすぎす。
1日に何度もハウスに行って様子を観察します。
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キャベツ。
まだまだ未熟なので、ハウスの開け閉めが遅れたり、水やりにむらがあったりと失敗も多いです。
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ネギもひょっこり顔を出しました。

ビニールハウスの中の、すごく狭い空間。その中で土、温度、水分、光、すべて最高の条件を揃えてあげるのは、熟練した経験が必要です。

ちょっとの変化が取返しつかなくなるので、大ざっぱな性格の私には向いてないのかも。

でも苗はとてもかわいいので、がんばります!

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イネの温湯消毒

今年もお米作りが始まりました。
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まずは、去年のお米を古い餅つき機に入れてかくはんし、籾についているノゲを取ります。
機械で種まきするときノゲがついていると引っかかるためです。

下の写真、籾から伸びている糸のようなものが「ノゲ」です。
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今年の作付は、うるち米は「ユメシナノ」、もち米は「フクシマモチ」と「緑米」です。
写真は緑米。古代米の一種で香りがよく、希少なものです。昨年友人から分けていただきました。
籾は黒っぽいですが、玄米にすると緑色です。
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この後、塩水に漬けて浮いてくる軽い籾を取り除き、急いで60度のお湯に10分浸けて消毒します。
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そして水の中で約1週間芽出しをします。

農家の仕事って、1年に1回しかやらない作業がものすごくたくさんあります。

なので、うまくいかないことだらけ。

前の年の失敗を教訓に、少しずつ上手くなっていっている感じ。

年毎に感じる体力の衰えを、かろうじて経験でカバーしているのかな。

 

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春のちょっとしたできごと

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うちの玄関。「ほそかわ農園」と「身土不二」の看板は夫の農業の師匠が作ってくださったもの。

身土不二とは人間の身体と土地は切り離せない、 その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方です。

右隅には子ザルの頭蓋骨。魔除けになるらしく、夫が山で拾ってきて飾っています。
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朝、ハウスに行くと、レタスの芽が出ていました。

種まきと苗の管理で目が離せない毎日です。大変だけど、赤ん坊を育てているようで、かわいくて楽しい。
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畑を見回りに出かけると、タカのような鳥を発見。たぶんノスリだと思われる。
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のらぼう菜。この時期の青菜は貴重です。もうすぐ菜の花が出てくるので、それを収穫していただきます。

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うちのスタッフである慶次郎さん。大豆の選別中。

慶次郎さんからもいろんなことを学ばせてもらっています。

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醤油を仕込む

山梨在住のお百姓仲間4人に来ていただいて、共同で醤油の仕込みをしました。

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まずは大豆を柔らかくなるまで蒸します。
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大豆が人肌くらいに冷めたら、炒って引き割った小麦と麹菌をよく混ぜ合わせます。
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これを麹箱の中で 4日間発酵させます。
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その間、30度以上にならないように、切り返しを繰り返します。
うっかり温度を上げすぎると納豆になってしまうので、こまめに温度チェック。

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最初はベージュ色だったのが
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4日後には見事なうぐいす色に。

細かい煙のようなものが舞い上がります。
これを吸い込むと喘息状態になるので、マスクでしっかり防御。
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23パーセントの塩水を作り、その中に出来上がった麹を入れると完成。
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あとは、2年間時々かき混ぜ続けて、ようやく醤油を搾るんです。
よくこんな面倒なことやってるなぁーって自分でも思いますが、できた醤油はめちゃくちゃ美味しいです。

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